管理職向けおすすめ転職エージェント・サイト12社!失敗しない選び方も解説

管理職向けおすすめ転職エージェント

管理職のポジションに就いていると、仕事の重責や将来への不安を感じる人もいれば、より上の役職を目指して前向きに転職を考える人もいるでしょう。

ただ、管理職の立場で行う転職活動は、思っている以上に負担が大きいのも事実です。

以下は、当社が管理職の立場で転職を経験した56人に聞いた、「転職活動で大変だったこと」に関するアンケート結果です。

管理職の立場で転職活動をしていて大変だったことランキンググラフ

大変さを感じなかった人も一定数存在しましたが、多くの管理職がさまざまな負担や葛藤を抱えていました。

なかでも、もっとも多かったのが「転職活動の時間確保やスケジュール管理(11人)」。

日々の業務で多忙を極める管理職にとって、転職活動の時間捻出やスケジューリングは、大きな壁となっているようです。

また、「自分に合った仕事探しの難しさ(7人)」や「求められるレベルが高い(5人)」といった、転職先の選定に関する苦労の声も目立ちました。

そこでおすすめしたいのが、管理職やハイクラス人材向けの転職エージェント・サイトの利用です。

ハイクラス求人の豊富さやスカウトの活用はもちろん、忙しい管理職に代わって、転職活動をしっかりサポートしてくれます。

さらに、これまでの管理職経験やスキルについて丁寧にヒアリングを行い、独自ルートを活かして、マッチング度の高いポジションを提案してもらえることもあります。

当記事では、管理職向けのおすすめ転職エージェント&転職サイトを厳選ピックアップ。

各サービスごとに「どんな人がおすすめなのか」が一目でわかるように表にまとめてみました。

サービス名 おすすめな人
MS-Japan 経理や総務の管理職を目指している人におすすめ
WARCエージェント ベンチャー企業や上場企業の管理職を目指す人におすすめ
ランスタッド 外資系・グローバル企業への管理職を目指している人におすすめ
JACリクルートメント 実績のあるサービスを利用したい人におすすめ
LHH転職エージェント 年収アップを目指している人におすすめ
リクルートダイレクトスカウト 「これ」といった求人を見つけられなかった人におすすめ
ビズリーチ 自分の市場価値を試したい人におすすめ
doda X 効率的に転職活動を進めたい人におすすめ
コトラ キャリアアップを目指している人におすすめ
パソナキャリア 自分に合った転職先を見つけたい人におすすめ
クライス&カンパニー 中長期的なサポートをしてほしい人におすすめ
エグゼクティブ・ボード 成長・変革企業でリーダーシップを発揮したい人におすすめ

加えて、サービス利用時のメリット・デメリットや、選び方についても解説しています。

転職エージェントの特性を理解し、自身に合ったサービスを選択するお手伝いができれば幸いです。

■監修者プロフィール

真光智美 (しんこうさとみ)

True Wings コンサルティング
代表 真光智美 (しんこうさとみ)

大手航空会社で旅客販売、広報宣伝、法人営業等に従事。30年以上携わった顧客対応の中、100人を超える企業のトップや責任者と接しながらコミュニケーション力と営業スキルを実践で磨く。

独立後は豊富な対人経験を活かしたキャリアコンサルタントとして、またライフコーチとして相談業務を行うかたわら、セミナー講師としても活動。

また、大学の非常勤講師として、キャリア形成や企業倫理・コンプライアンスなどの講義も行っている。

国家資格キャリアコンサルタント
日本心理学会会員 認定心理士
日本FP協会会員 ファイナンシャルプランナー

運営サイト・著書
HP:True Wings コンサルティング
Facebook:https://www.facebook.com/satomi.shinko
著書:JALで教わった人生で大切なこと「幸せのエンゲージメント営業」

目次

管理職向け転職エージェント・サイト12社|特徴やおすすめポイントも徹底比較

管理職の転職活動に役立つ転職エージェント・サイト12社を詳しく解説していきます。

管理職向けにおすすめ転職サイト&エージェントの選別理由

各サービスそれぞれに特徴があるので、登録する際にはぜひ当記事を参考にし、自分に合ったサービスを選ぶようにしてください。

MS-Japanは経理や総務の管理職を目指している人におすすめ

■MS-Japanのおすすめポイント

  • 経理や人事、法務などの管理職に特化している
  • 非公開求人が全体の90%以上を占める(※)
  • 専門キャリアアドバイザーによる徹底した転職サポート

MS-Japanは、経理や総務の管理職を目指している人におすすめのサービスです。

なぜなら、「経理・財務」「人事・総務」「法務」「経営企画」などの管理部門に特化した転職支援を提供しているからです。

取引のある企業は、上場企業や外資系企業、成長中のベンチャー企業など多彩。

今までに扱った求人数は45,000件以上にのぼり、そのうち90%以上が一般には公開されない非公開求人です。(※)

求人の中には、市場には出回らないハイクラス案件やエグゼクティブポジションの求人があるので、転職でキャリアアップを実現できる可能性も。

書類選考の通過率を高める応募書類の添削や職務経歴書の作成支援、面接対策、年収交渉までをキャリアアドバイザーがサポートしてくれるのも心強いですよね。

実際に、MS-Japanを利用した転職者の90%以上が「次回も利用したい」と回答しており、手厚いフォロー体制が評価されています。(※)

管理職としてさらなるステップアップも目指せるので、理想の転職を実現させたい人は、MS-Japanへの登録を検討してください。

MS-Japanの特徴まとめ
運営会社 株式会社MS-Japan
公式サイト https://www.jmsc.co.jp/
対応エリア 全国、海外
対応業界 経理・財務、人事・総務、法務・知的財産、経営企画・内部監査、広報・IR・マーケ・購買、秘書・オフィスワーク、会計事務所・監査法人、法律・特許事務所、社会保険労務士事務所、コンサルティング、役員、金融、その他
面談スタイル リモート、電話

MS-Japanを確認する

※「MS-Japan」公式サイトより(2025年3月3日時点)

WARCエージェントはベンチャー企業や上場企業の管理職を目指す人におすすめ

■WARCエージェントのおすすめポイント

  • 経営管理部門に特化した両面型エージェント体制
  • 会計士やコンサル出身者による専門性の高いキャリア支援
  • 成長ベンチャーとの強力なネットワークで通過率が高い

WARCエージェントはベンチャー企業、上場企業の管理職を目指す方におすすめの転職エージェントです。

経営管理部門に特化し、企業と転職者を一人のコンサルタントが支援する「両面型体制」を採用しているからです。

具体的な支援としては、「公認会計士」や「戦略コンサル」出身のキャリアアドバイザーが転職希望者をサポートしてくれます。

なかでも、経理・人事・経営企画などのハイクラス案件に強いアプローチが可能です。

WARCエージェントの公式サイト内に掲載されている「転職者インタビュー一覧」では、転職成功実績が多数紹介されているので、興味がある方はチェックしてみてください。

WARCエージェントの特徴まとめ
運営会社 株式会社WARC
公式サイト https://agent.warc.jp/
対応エリア 全国
対応業界 非公開
面談スタイル 非公開

WARCエージェントを確認する

※「WARCエージェント」公式サイトより(2025年3月3日時点)

ランスタッドは外資系・グローバル企業への管理職転職を考えている人におすすめ

■ランスタッドのおすすめポイント

  • エグゼクティブ・管理職向けの豊富な求人
  • 年収800万~1,500万円のプロフェッショナル派遣求人がある(※)
  • 世界最大級の人材ネットワークと国内94拠点の充実したサポート

ランスタッドは、外資系・グローバル企業への管理職転職に強みがあります。

世界39カ国・地域に展開する世界最大級の人材サービス会社だからです。

ランスタッド自身が外資系企業のため、外資系・グローバル企業や国内大手企業との強いコネクションを持ち、エグゼクティブ層に特化した管理職求人を多く取り扱っています。

ハイクラス向けのサービス「Randstad Professionals」では、年収600万円以上の求人が豊富で、経験やスキルを活かしたキャリアアップが可能。

さらに、年収800万円から1500万円の派遣にフォーカスした「Professionals Contract Specialist」では、管理職やスぺシャリスト求人を扱っています。

管理職ですが、フルタイムだけでなく、週3日勤務やリモートワークといった柔軟な働き方も選べるのも魅力です。

日本国内にも94拠点を構えており、全国各地の管理職向け求人にアクセスできるので、コンサルタントに直接相談したい人にはぴったりのサービスです。

ランスタッドの特徴まとめ
運営会社 ランスタッド株式会社
公式サイト https://www.randstad.co.jp/
対応エリア 全国
対応業界 コンサルタント・士業、ライフサイエンス(製薬、医療機器等)、Web・クリエイティブ、ITエンジニア(IT・Web・通信・ゲーム)、技術系(機械・電気・電子・化学)、品質、サービス・外食・流通、不動産・金融専門職、建設・土木・プラントなど

ランスタッドを確認する

※「ランスタッド」公式サイトより(2025年3月3日時点)

JACリクルートメントは実績のあるサービスを利用したい人におすすめ

■JACリクルートメントのおすすめポイント

  • ハイクラス転職で7年連続第1位(2019~2025年)
  • 取引企業約12,000社・非公開求人75%の圧倒的な求人情報(※)
  • 外資・グローバル転職に強く、界12ヵ国で33拠点のネットワーク

実績のあるサービスを利用したい人は、JACリクルートメントがおすすめです。

オリコン顧客満足度調査で7年連続(2019~2025年)「ハイクラス・ミドルクラス転職」部門1位を獲得しており、実績と信頼の高さも証明されているからです。(※)

JACリクルートメントは管理職・専門職の転職支援に特化し、企業の採用責任者と強固な信頼関係を築いている転職支援サービス。

累計43万人以上の転職を支援してきた実績があり、取引企業は約12,000社、75%が非公開求人という圧倒的な情報量を誇ります。(※)

外資系・グローバル企業への転職にも強く、世界12ヵ国・33拠点のネットワークを活かしたサポートも可能。

英文レジュメの添削や面接対策も無料で受けられるため、海外転職を視野に入れている人にも利用しやすいのではないでしょうか。

コンサルタントは企業の経営戦略や求める人物像を深く理解しており、単なる求人紹介ではなく、求職者のキャリアパスに沿った提案も可能なので、まずは相談から始めてみてはいかがですか。

JACリクルートメントの特徴まとめ
運営会社 株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント
公式サイト https://www.jac-recruitment.jp/
対応エリア 全国
対応業界 金融業界、メーカー(電気/機械)、化学メーカー(化学/素材業界)、自動車/自動車部品業界、エネルギー/インフラ/プラント業界、ファッション/アパレル/スポーツ業界、メディカル(医療)業界、IT(通信/ソフトウェア/SI/コンサルティング)、Webサービス/ゲーム業界、消費財(コンシューマー)業界、流通/外食業界、食品/飲料業界、サービス/物流/商社、不動産/建設業界、コンサルティング

JACリクルートメントを確認する

※「JACリクルートメント」公式サイトより(2025年3月3日時点)

LHH転職エージェントは年収アップを目指している人におすすめ

■LHH転職エージェントのおすすめポイント

  • 年収アップの実績が豊富(最大400万円以上の昇給事例あり)(※)
  • 外資系やグローバル日系企業への転職も可能
  • 360度式コンサルティングで企業文化やビジョンまで考慮したマッチング

LHH転職エージェントは、年収アップを目指している人におすすめです。

年収1,000万円以上の求人が豊富で、数百万の年収アップした成功事例もあるからです。

公式サイトには、DX戦略部長から総合コンサルティングファームのディレクターへ転職し、年収が1,800万円から2,200万円へと400万円アップした事例が紹介されています。

アデコグループのグローバルネットワークを活かし、外資系やグローバル日系企業への転職も可能です。

転職活動をサポートしてくれるコンサルタントは、企業と求職者の両方を担当する「360度式コンサルティング」を採用しているのもポイント。

企業と求職者双方の希望を把握しているため、スキルや経験だけでなく、企業の文化やビジョンとの相性まで見極めた精密なマッチングを実現しています。

LHH転職エージェントのコンサルタントは業界ごとの専門知識を持っているため、異業種・異業界への管理職転職にチャレンジしたい人も、ぜひ候補に入れてみてください。

LHH転職エージェントの特徴まとめ
運営会社 アデコ株式会社
公式サイト https://jp.lhh.com/
対応エリア 全国
対応業界 IT・通信系、広告・メディア系、メーカー系、商社系、金融・保険系、不動産・建設系、コンサルティング・会計・法律系、サービス系、リテール系、運輸・物流系、その他
面談スタイル オンライン、電話、来社

LHH転職エージェントを確認する

※「LHH転職エージェント」公式サイトより(2025年3月3日時点)

リクルートダイレクトスカウトは「これ」といった求人を見つけられなかった人におすすめ

■リクルートダイレクトスカウトのおすすめポイント

  • 企業の採用担当者やエージェントから直接スカウトが届く
  • AIを活用したマッチングで効率的に転職活動ができる
  • 経験や希望条件を選ぶだけで簡単にレジュメが作成できる

転職活動を始めてから「これ」といった管理職求人を見つけられなかった人は、リクルートダイレクトスカウトがおすすめです。

企業の採用担当者や転職エージェントから直接スカウトが届くため、通常の転職サイトでは出会えない求人にアクセスできるからです。

リクルートダイレクトスカウトは、独自のAIマッチング技術を活用しており、あなたのスキルや経験にマッチした企業からスカウトを受け取ることも可能。

公式サイトには、年収600万円以上のハイクラス求人が豊富に掲載されていて、なかには年収1,000万円以上の求人も多数あります。

転職活動スタート時にネックとなるレジュメの作成も、経験や希望条件を選ぶだけで簡単に完成できます。

スカウトが届いた企業とは、チャット形式でやり取りができるため連絡もスムーズ。

負担を軽減しながら転職活動ができるので、働きながら転職活動をしている人にも利用しやすいサービスです。

リクルートダイレクトスカウトの特徴まとめ
運営会社 株式会社リクルート
公式サイト https://directscout.recruit.co.jp/
対応エリア 全国
対応業界 IT・インターネット、メーカー、商社、流通・小売・サービス、コンサルティング、マスコミ・メディア、エンターテイメント、金融、建設、不動産、メディカル、インフラ、人材・研修・教育、その他(官公庁・非営利団体)

リクルートダイレクトスカウトを確認する

※「リクルートダイレクトスカウト」公式サイトより(2025年3月3日時点)

ビズリーチは自分の市場価値を試したい人におすすめ

■ビズリーチのおすすめポイント

  • スカウトを受け取ることで企業からの市場価値評価が分かる
  • 33,200社以上の企業と8,000人以上のヘッドハンターが登録(※)
  • 年収1,000万円以上の求人が3分の1以上を占めるハイクラス転職市場(※)

自分の市場価値を試したい人は、ビズリーチがおすすめです。

企業やヘッドハンターから直接スカウトを受け取れるからです。

ビズリーチは、厳選された企業33,200社以上と提携し、優秀なヘッドハンター8,000人以上が転職活動をサポート。(※)

どんなスカウトが届くかで、自身の市場価値を客観的に把握しながら転職活動を進めることが可能です。

スカウトを活用すれば、思いがけないキャリアの選択肢が見つかることもありますよ。

扱っている求人は、3分の1以上が年収1,000万円以上の求人であり、経営幹部や管理職向けのポジションも多く掲載されています。(※)

管理職・エグゼクティブ層の転職を成功させたい人は、ビズリーチに登録してどんなスカウトが届くのか試してみてはいかがですか。

ビズリーチの特徴まとめ
運営会社 株式会社ビズリーチ
公式サイト https://www.bizreach.jp/
対応エリア 全国、海外
対応業界 ITインターネット、メーカー、コンサル、サービス、マスコミ・メディア、金融、建設、商社、不動産、流通・小売など

ビズリーチを確認する

※「ビズリーチ」公式サイトより(2025年3月3日時点)

doda Xは効率的に転職活動を進めたい人におすすめ

■doda Xのおすすめポイント

  • スカウトサービスと直接応募の両方を利用できる
  • 約8,400人のヘッドハンターがスカウトを提供(2024年12月時点)
  • 年収800万~2000万円のハイクラス非公開求人が多数(※)

doda Xは、効率的に転職活動を進めたい人におすすめです。

スカウトサービスと直接応募の両方を利用できるからです。

doda Xには、約8,400人のヘッドハンターが在籍しており、業界に精通した専門家からのスカウトを受けられるのが大きな魅力。

転職市場の動向や面接対策など、手厚いサポートを受けながら転職活動を進められます。

一方で、スカウトを待つだけでなく、気になる求人には自分で直接応募ができるのもポイント。

スカウトと直接応募の両方を利用できることで、転職活動をより効率的に進められますよ。

扱っている求人は、年収800万円以上の非公開求人が多く、大手企業や成長企業の経営戦略に関わるポジションが豊富。

「NEC」「サントリー」「ソフトバンク」「ホンダ」などの有名企業への転職実績もあり、管理職・CxOクラスのポジションに特化した求人が揃っています。

まずは自分のペースで転職活動を進めたい人は、ぜひ利用する候補の一つに入れてください。

doda Xの特徴まとめ
運営会社 パーソルキャリア株式会社
公式サイト https://doda-x.jp/
対応エリア 全国、海外
対応業界 IT・通信、メーカー(機械・電気)、メーカー(素材・化学・食品・化粧品・その他)、商社、医薬品・医療機器・ライフサイエンス・医療系サービス、金融、建設・プラント・不動産、コンサルティング・専門事務所・監査法人・税理士法人・リサーチ、人材サービス・アウトソーシング・コールセンター、インターネット・広告・メディア、小売、運輸・物流、エネルギー(電力・ガス・石油・新エネルギー)、旅行・宿泊・レジャー、警備・清掃、理容・美容・エステ、教育、農林水産・鉱業、公社・官公庁・学校・研究施設、その他、外食、冠婚葬祭

doda Xを確認する

※「doda X」公式サイトより(2025年3月3日時点)

コトラはキャリアアップを目指している人におすすめ

■コトラのおすすめポイント

  • キャリアのステップアップを実現しやすい環境が整っている
  • 提携企業4,000社以上の豊富な求人ネットワーク(※)
  • 手厚いサポート&選考対策が充実している

キャリアアップを目指している人は、コトラがおすすめ。

CFO・M&A・経営企画・ファンドマネージャーなどの求人が豊富で、キャリアのステップアップを実現しやすい環境が整っているからです。

コトラは1,600社の金融機関、400社のコンサルティングファーム、2,000社の事業会社と提携し、管理職向けの非公開・独占求人を多数保有。(※)

キャリアコンサルタントからは、管理職としての魅力を最大限にアピールできるように「市場動向の提供」「職務経歴書の作成支援」「面接対策」といったサポートが受けられます。

企業ごとに面接官の特徴や企業文化を踏まえたアドバイスも提供しているため、選考通過率を高めたい人にも利用しやすいサービスでしょう。

コトラの特徴まとめ
運営会社 株式会社コトラ
公式サイト https://www.kotora.jp/
対応エリア 全国、海外
対応業界 金融、コンサルティング、経営幹部・管理系ビジネス、IT/WEB、製造業、営業・広告宣伝
面談スタイル 来社、希望の場所、電話、スカイプ

コトラを確認する

※「コトラ」公式サイトより(2025年3月3日時点)

パソナキャリア(ハイクラス)は自分に合った転職先を見つけたい人におすすめ

■パソナキャリア(ハイクラス)のおすすめポイント

  • 「両面型」のコンサルタント体制を採用している
  • 顧客満足度94.56%と高水準(※)
  • 取引企業30,000社以上&上場企業の7割と連携(2024年5月時点)

パソナキャリア(ハイクラス)は、自分に合った転職先を見つけたい人におすすめです。

「両面型」のコンサルタント体制を採用しているからです。

企業と転職者の両方を深く理解したコンサルタントが、あなたの希望条件に合った精度の高い求人を紹介。

加えて、面接対策や自分で言い出しにくい年収交渉までを手厚くサポートしてくれます。

パソナキャリア利用者の満足度は94.56%と高く、多くの転職希望者から信頼を得ていますよ。(※)

一般公開されていない高年収の独占求人を多数保有し、管理職・幹部候補向けの独占求人は1,200件以上。(2024年5月時点)

独占求人を豊富に扱っているため、他の転職エージェントでは見つからないポジションに出会える可能性も高まります。

取引企業は30,000社以上にのぼり、日本の上場企業の7割と連携。(2024年5月時点)

大手・有名企業の管理職ポジションへの転職チャンスも広がるので、転職の際には、パソナキャリアを活用してみてはいかがですか。

パソナキャリア(ハイクラス)の特徴まとめ
運営会社 株式会社パソナ
公式サイト https://www.pasonacareer.jp/
対応エリア 全国
対応業界 製造業(メーカー)、商社、流通・小売・サービス、IT、マスコミ・広告、金融・保険、不動産・建設、物流・倉庫・交通、コンサルティング・士業、医療・医薬品、教育・人材ビジネス、環境・資源・エネルギー、その他

パソナキャリア(ハイクラス)を確認する

※「パソナキャリア(ハイクラス)」公式サイトより(2025年3月3日時点)

クライス&カンパニーは中長期的なサポートをしてほしい人におすすめ

■クライス&カンパニーのおすすめポイント

  • 中長期的なキャリア支援に強み
  • CXO・経営幹部クラスの転職に強い
  • 経営層とのダイレクトルートを確保

クライス&カンパニーは、今すぐの転職だけではなく中長期的にサポートしてほしい人におすすめです。

転職決定者の19.6%が2年以上の時間をかけて理想の転職を実現しているからです。(※)

クライス&カンパニーでは転職ありきではなく、中長期的なキャリア設計の支援を行っており、転職後のキャリアアップまで見据えたサポートを受けられるのが特徴。

「流れのまま転職」なんてことがないため、満足のいく転職ができる可能性は大きいでしょう。

扱っている求人の71%は非公開求人で、独自案件の紹介も可能。(※)

特にCXOクラスやマネージャー職への転職支援実績が豊富なのもポイントです。

紹介企業の75.4%が経営層とのダイレクトルートを確保しており、一次選考の通過率も62.2%と高水準。(※)

経営者との直接的な交渉が可能になり、よりスムーズな転職が期待できるので、転職を考え始めた人は登録して損はありませんよ。

クライス&カンパニーの特徴まとめ
運営会社 株式会社クライス&カンパニー
公式サイト https://www.kandc.com/
対応エリア 全国
対応業界 IT・通信、コンサルティング、VC、流通・小売・消費財、その他業界の注目企業

クライス&カンパニーを確認する

※「クライス&カンパニー」公式サイトより(2025年3月3日時点)

エグゼクティブ・ボードは成長・変革企業でリーダーシップを発揮したい人におすすめ

■エグゼクティブ・ボードのおすすめポイント

  • 秘匿性の高い経営人材案件を豊富に保有
  • 企業の経営課題や組織文化を深く理解した本質的なマッチング
  • 転職後の長期的なフォローアップと成功支援

エグゼクティブ・ボードは、成長・変革企業でのリーダーシップを発揮したい人におすすめです。

秘匿性の高い経営人材案件を豊富に保有し、企業の深層を理解した上で、本質的なマッチングを実現しているからです。

エグゼクティブ・ボードが紹介する求人の80%以上は、社長・取締役・部長クラスのポジションであり、一般には出回らない希少な案件。(※)

日系大手企業や成長著しいスタートアップとも強固なパートナーシップを築いており、特別な求人にもアクセスできます。

また、エグゼクティブ・ボードのコンサルタントは、企業の経営課題や組織文化を深く理解しているのもポイント。

単なるスキルマッチングではなく、「志」や価値観の適合性まで考慮した紹介を行ってくれます。

求職者に合った求人紹介をしてくれるため、入社後のギャップを最小限に抑え、長期的に活躍できる職場への転職も可能ですよ。

転職後の成功を支援するフォローアップ体制も充実おり、必要に応じて経営層との橋渡しを行ってくれます。

長期的なキャリアの成功を後押ししてくれるので、転職に不安のある人にも利用しやすいサービスでしょう。

エグゼクティブ・ボードの特徴まとめ
運営会社 株式会社エグゼクティブ・ボード
公式サイト https://www.e-board.jp/
対応エリア 全国
対応業界 人事、営業、企画、マーケティング、技術、製造、管理、その他

エグゼクティブ・ボードを確認する

※「エグゼクティブ・ボード」公式サイトより(2025年3月3日時点)

真光智美 (しんこうさとみ)
真光智美様のコメント

管理職の転職では、エージェント選びは重要です。

多様な志向や強みに応じて選べるエージェントの特徴が丁寧にまとめられていますので、自分に合った選択をしてください。

【職種別】管理職向けおすすめ転職エージェント・サイト

職種別におすすめの管理職向け転職エージェント・サイトのイラスト

一口に「管理職」と言っても、職種によって仕事内容も異なります。

この章では、管理職向けのおすすめ転職エージェント・サイトを職種ごとに紹介していきます。

転職したい職種が決まっている人は、ぜひ参考にしてください。

経営幹部・CxO向けの転職エージェント・サイト

経営幹部・CxO向けの転職エージェント・サイトを探している人には、「JACリクルートメント」「LHH転職エージェント」「エグゼクティブ・ボード」がおすすめです。

経営層の転職は、企業との直接交渉やマッチングの精度が重要になるため、専門性の高いサービスの利用が成功の鍵となります。

「JACリクルートメント」は、CxOや経営層の転職支援に特化し、企業の内部情報を詳しく提供してくれます。

「LHH転職エージェント」は、外資系・グローバル企業のハイクラス案件を多く扱い、バイリンガルコンサルタントが国際的な転職をサポート。

「エグゼクティブボードは」成長企業や変革を求める企業との強いパイプを持ち、非公開の経営幹部向け案件を紹介してくれます。

下記に各サービスの特徴をまとめてみたので、活用してください。

サービス名 おすすめ理由
JACリクルートメント 管理職・経営幹部向けの転職支援に強く、企業の採用ニーズに精通したコンサルタントがサポート。
LHH転職エージェント 外資系・グローバル企業のエグゼクティブ案件が多く、バイリンガルコンサルタントが在籍。
エグゼクティブ・ボード 変革・成長を目指す企業の秘匿性の高い経営人材案件が豊富で、経営層と直接つながれる。

営業管理職向けの転職エージェント・サイト

営業管理職向けの転職エージェント・サイトの利用を考えている人は、「リクルートダイレクトスカウト」「doda X」「ビズリーチ」がおすすめです。

営業管理職は、成果に基づく評価が求められ、業界ごとに求められるスキルやマネジメント経験が異なります。

上記サービスには、営業部長・営業統括責任者などのポジションの求人が多く、年収アップやキャリアアップを狙えるでしょう。

それぞれの特徴として、「リクルートダイレクトスカウト」は、大手企業や外資系企業の営業管理職向け案件を多く扱っており、ヘッドハンターからのスカウトを活用できます。

「doda X」は、企業側から直接オファーを受けられる仕組みがあり、マッチ度の高い案件に出会いやすいのが特徴です。

「ビズリーチ」は、即戦力としての営業管理職を求める企業の求人が豊富で、転職市場における自身の価値を把握しやすいサービスです。

そのうえ、幅広い業界の求人を保有しているのも魅力。

営業管理職として転職を成功させるために、営業職に強い転職エージェント・サイトを活用し、キャリアの選択肢を広げてみてください。

サービス名 おすすめ理由
リクルートダイレクトスカウト 大手企業・外資系の営業管理職向けハイクラス求人が豊富で、スカウト型の転職活動が可能。
doda X 営業職の管理職案件が多く、企業から直接スカウトを受けられる仕組みがある。
ビズリーチ 即戦力営業管理職向けの求人が多く、幅広い業界に対応。

マーケティング・広報責任者向けの転職エージェント・サイト

マーケティング・広報責任者向けの転職エージェント・サイトを探している人は、「JACリクルートメント」「レバテックキャリア」「マスメディアン」がおすすめです。

マーケティング・広報責任者のポジションは企業のブランディングや収益に大きく関わるため、専門的な知見を持つサービスの利用が欠かせません。

「JACリクルートメント」は、専門コンサルタントがマーケティング職に特化したキャリア相談を行い、あなたの希望に合った案件を紹介してくれます。

「レバテックキャリア」は、IT・Web業界に特化した転職エージェントで、Webマーケティングの求人を多数保有。

「マスメディアン」は、マーケティングに強みがある転職エージェントで、転職を成功させるための専門的なノウハウを有しています。

公式サイトには、年収800万円以上の管理職求人も多数掲載されていますよ。

各サービスの特徴を表にまとめたので、自分の希望に合った求人が多いサービスを利用するようにしましょう。

サービス名 おすすめ理由
JACリクルートメント マーケティング・広報分野に強い専門コンサルタントが在籍し、個別にキャリア相談が可能。
レバテックキャリア IT・Web業界に特化したサービスで、Webマーケティングの求人を多数扱う。
マスメディアン マーケティングに強みのあるサービス。転職を成功させるための専門的なノウハウあり。

人事・総務・経理・財務責任者向けの転職エージェント・サイト

人事・総務・経理・財務責任者向けの転職エージェント・サイトを探している人は、「MS-Japan」「ビズリーチ」「BEET AGENT」がおすすめです。

人事・総務・経理・財務といった管理部門の責任者は、企業の基盤を支える重要なポジションであり、即戦力としての高い専門性が求められます。

「MS-Japan」は、「経理・財務」「人事・総務」「法務」「経営企画」などの管理部門に特化しており、非公開の管理職求人も豊富。

手厚いフォローは、利用者からの評価も高いです。

「ビズリーチ」は、CFOや経理・財務責任者向けの高年収求人が豊富にあり、スカウトを活用することで自分に合った転職先を見つけやすいでしょう。

「BEET AGENT」は、バックオフィス・管理部門に特化しており、マッチングの高さが魅力の転職エージェントです。

上記のサービスは、総務部長、経理部長などのハイクラス案件を多数取り扱っており、キャリアアップや年収アップのチャンスがあります。

人事・総務・経理・財務に強みのあるサービスを活用し、責任者としてさらなるキャリアアップを目指しましょう。

サービス名 おすすめ理由
MS-Japan 「経理・財務」「人事・総務」「法務」「経営企画」などの管理部門に特化しており、非公開の管理職求人も豊富。
ビズリーチ CFOや経理・財務部長などの高年収求人が多く、企業やヘッドハンターからのスカウトを活用できる。
BEET AGENT バックオフィス・管理部門に特化しており、寄り添った面談で高いマッチングを実現

IT・エンジニア管理職向けの転職エージェント・サイト

IT・エンジニア管理職向けの転職エージェント・サイトを探している人は、「LHH転職エージェント」「ウィルオブテック」「アカリクキャリア」がおすすめです。

IT・エンジニアの管理職は、技術力だけでなくプロジェクトマネジメント能力や組織運営スキルも求められるため、専門性の高い転職エージェントを活用することで、条件に合った求人に出会える可能性が高くなります。

グローバルIT企業のCTOや開発マネージャー向けの案件が豊富な「LHH転職エージェント」は、海外企業や外資系企業を狙う方におすすめです。

「ウィルオブテック」は、IT領域に特化しており、スタートアップやベンチャー企業の成長を牽引するような、エンジニア管理職案件を多く扱っています。

「アカリクキャリア」は、大学院卒のエンジニア向けサービスで、専門性が活かされた管理職求人を保有しています。

IT・エンジニア管理職としてキャリアアップを目指すなら、上記サービスを活用して、理想のポジションを見つけてみてください。

サービス名 おすすめ理由
LHH転職エージェント グローバルIT企業のマネージャーポジションに強く、英語を活かせる案件も多数。
ウィルオブテック スタートアップや成長企業のエンジニア管理職案件が豊富で、IT領域に特化したサポートを受けられる。
アカリクキャリア 大学院卒のエンジニア向けサービスで、高い専門性が活かされたハイクラス求人を扱っている。

【業種別】管理職向けおすすめ転職エージェント・サイト

業種別におすすめの管理職向け転職エージェント・サイトのイラスト

管理職向け転職エージェント・サイトのなかには、特定の業種に強いサービスもあります。

利用する際は、希望する業種を得意としているサービスを選ぶのが成功への近道です。

この章では、業種別のおすすめの管理職向けサービスを紹介するので、選ぶ際の参考にしてください。

外資系企業の管理職向け転職エージェント・サイト

外資系企業の管理職向け転職エージェント・サイトを探している人は、「ランスタッド」「LHH転職エージェント」「エグゼクティブ・ボード」がおすすめです。

外資系企業の管理職ポジションでは、高度な専門性に加え、英語力やグローバルなビジネススキルが求められます。

上記サービスでは、外資系企業の「マネージャー職」「ディレクター職」「CxOクラス」などのハイクラス求人を豊富に扱っており、キャリアの選択肢を広げることが可能です。

「ランスタッド」は、外資系・グローバル企業と強いコネクションがあり、年収アップが望めるハイクラス求人を豊富に保有しています。

「LHH転職エージェント」は、グローバル企業のCxOクラスの案件に強みがあり、英語を活かせるポジションが豊富です。

「エグゼクティブ・ボード」は、日系大手企業とも関係を築いており、秘匿性の高いエグゼクティブ求人やトップレベルの管理職向け案件が多数あります。

外資系企業の管理職としてキャリアアップを目指すなら、上記のような外資系・グローバル企業に強い転職支援サービスを利用してみてはいかがでしょうか。

サービス名 おすすめ理由
ランスタッド 外資系・グローバル企業と強いコネクションをもち、年収アップが目指せる管理職求人を保有している。
LHH転職エージェント グローバル企業のマネジメント職や外資系企業のCxO案件が充実しており、英語を活かせる求人が豊富。
エグゼクティブ・ボード 秘匿性の高い外資系経営幹部求人を扱い、日系大手企業とも取引アリ。特別なネットワークを活かした転職支援を提供している。

スタートアップ・ベンチャー企業の管理職向け転職エージェント・サイト

スタートアップ・ベンチャー企業の管理職向け転職エージェント・サイトを探している人は、「ビズリーチ」「エグゼクティブ・ボード」「for Startups(フォースタートアップス)」がおすすめです。

スタートアップ・ベンチャー企業の管理職では、経営視点を持ちつつ、事業成長を推進できる実行力や柔軟性が求められます。

上記サービスは、成長企業の幹部・CxOポジションに強みを持ち、経営者と直接つながる独自ルートを活用して転職支援を行っています。

「ビズリーチ」は、急成長中のスタートアップのCOO・CFO・CTOなどの経営層ポジションが豊富にあり、スカウト経由で非公開案件にもアプローチ可能。

「エグゼクティブ・ボード」は、成長フェーズのベンチャー企業「CxO・役員クラス」の紹介に強みを持ち、経営層としてのチャレンジを求める人に適しています。

「for Startups(フォースタートアップス)」は、日本のスタートアップ・ベンチャーに特化し、投資家や企業経営者とのネットワークを活かした独自の転職支援を行っています。

各サービスの特徴をまとめたので、参考にしてください。

サービス名 おすすめ理由
ビズリーチ スタートアップのCxO・事業責任者ポジションが豊富で、ヘッドハンター経由で経営層求人にもアプローチできる。
エグゼクティブ・ボード 変革・成長を目指すスタートアップの経営陣ポジションを扱い、CEO・COO・CFOなどの役職紹介に特化。
for Startups(フォースタートアップス) 日本国内の急成長ベンチャーとつながりが深く、資金調達後のスタートアップ企業の幹部ポジションに強い。

上場企業・大企業の管理職向け転職エージェント・サイト

上場企業・大企業の管理職向けの転職エージェント・サイトを探している人は、「リクルートダイレクトスカウト」「doda X」がおすすめです。

上場企業や大企業では、高度な専門性とマネジメント能力を兼ね備えた管理職が求められ、厳選された求人へのアプローチが重要です。

上記サービスは、国内外の大手企業や上場企業との強いコネクションを持ち、エグゼクティブ向けの案件を多数扱っています。

「リクルートダイレクトスカウト」は、リクルートグループだからこその大手企業と取引があり、管理職の求人数も豊富です。

「doda X」は、大企業の管理職転職に強みを持ち、手厚いエージェントサポートを受けながら精度の高いマッチングを実現できます。

上場企業や大手企業への転職はハードルも高めなので、転職エージェント・サイトを活用し、満足のいく転職ができるようにしましょう。

サービス名 おすすめ理由
リクルートダイレクトスカウト リクルートグループならではの大手企業・上場企業求人があり、管理職の求人数も豊富。
doda X 上場企業の管理職案件を豊富に扱い、専属エージェントによる企業とのマッチング精度の高さが特徴。

BtoB/BtoC業界ごとの管理職向け転職エージェント・サイト

BtoB/BtoC業界ごとの管理職向け転職エージェント・サイトを探している人は、「JACリクルートメント」「ビズリーチ」「doda X」がおすすめです。

BtoB業界とBtoC業界では、それぞれ求められるスキルや経験が異なり、業界ごとの転職に強いエージェントを活用することで、より適した求人に出会える可能性が高まります。

「JACリクルートメント」は、製造業やIT業界などのBtoB分野での管理職転職に特化し、企業と求職者を直接つなぐ独自のネットワークを持っています。

「ビズリーチ」は、小売・エンタメ・消費財・飲食などBtoC業界のハイクラス転職に強く、ヘッドハンター経由で優良案件を紹介してもらえる点が魅力です。

「doda X」は、国内大手企業や新興企業の管理職ポジションに強みを持ち、業界別に専門性の高いサポートを受けられます。

上記のサービスは、BtoB・BtoC業界の大手企業や成長企業の管理職求人を豊富に扱っているので、ぜひ活用してみてください。

サービス名 おすすめ理由
JACリクルートメント BtoB業界(製造・IT・コンサルティングなど)の管理職転職に強く、企業との直接交渉が可能。
ビズリーチ BtoC業界(小売・消費財・エンタメ・飲食など)の幹部向けスカウトサービスが充実し、ヘッドハンター経由での転職が可能。
doda X BtoB・BtoC双方の業界で大企業から成長企業まで幅広い管理職求人をカバーし、専門エージェントがサポート。

【希望条件別】管理職向けおすすめ転職エージェント・サイト

【希望条件別】管理職向けおすすめ転職エージェント・サイトのイラスト

転職先を探す際には、「譲れない条件」がある人もいるのではないでしょうか。

この章では、条件別におすすめの管理職向け転職エージェント・サイトを紹介していきます。

あなたとマッチする希望条件があったらぜひ確認してみてください。

スカウトに強い管理職向け転職サイト

スカウトに強い転職サイトを利用するなら、「ビズリーチ」「リクルートダイレクトスカウト」「doda X」がおすすめです。

上記のサービスは、管理職・エグゼクティブ向けのスカウトサービスを強化しており、オファーを受けられる仕組みが整っています。

自身で求人を探すだけでなく、スカウトを通じて思いがけないキャリアアップの機会を得られる可能性もあるので、転職エージェントと合わせて登録すると使い勝手がいいでしょう。

「ビズリーチ」は、登録するだけで企業やヘッドハンターからのスカウトが届き、自分から積極的に動かなくても転職のチャンスを広げられます。

「リクルートダイレクトスカウト」は、求職者の経歴を確認したヘッドハンターが直接アプローチし、マッチする企業を紹介してくれるため、効率的に転職活動を進めることが可能です。

「doda X」は、年収800万円以上のハイクラス向けスカウトサービスを提供しており、スムーズなキャリアアップを実現できます。

さらに、サポートを受けられるエージェント機能があるのも魅力です。

スカウトを活用して転職を成功させたい管理職の方は、これらのサービスを利用し、自身の市場価値を高めながら理想のポジションを見つけてみてください。

サービス名 おすすめ理由
ビズリーチ 厳選されたヘッドハンター8,000名以上が登録し、企業やヘッドハンターから直接スカウトが届く。(※)
リクルートダイレクトスカウト ハイクラス専門のスカウト型サービスで、多数の企業・ヘッドハンターが登録者の経歴を確認し、スカウトを送る。
doda X スカウト型のハイクラス転職支援が特徴で、ヘッドハンターからのオファーを受けながら転職活動を進められる。エージェント機能の利用も可能。

※「ビズリーチ」公式サイトより(2025年3月時点)

地方勤務・Uターン・Iターン転職に強い管理職向け転職エージェント・サイト

地方勤務・Uターン・Iターン転職で管理職を探すなら「パソナキャリア(ハイクラス)」「ヒューレックス」がおすすめです。

上記のサービスは全国に拠点を持ち、地方のハイクラス求人に強みを持っています。

都市部に比べて地方の管理職求人は見つけにくいですが、Uターン・Iターン希望者向けの独自案件や企業と直接パイプを持つサービスの利用で、希望のポジションを見つけやすくなります。

「パソナキャリア(ハイクラス)」は各都道府県に拠点があり、管理職求人も多く、転職支援実績も申し分ありません。

「ヒューレックス」は地域密着型の転職エージェントで、大手サイトにはないような地方の優良企業の求人を扱っています。

管理職の求人数も多く、お客様満足度も95.9%と高水準です。(※)

Uターン・Iターン転職を希望するなら、上記のようなサポートのある転職エージェントを利用すると転職活動もスムーズに進むでしょう。

サービス名 おすすめ理由
パソナキャリア(ハイクラス) 47都道府県すべてに拠点を持ち、管理職求人が豊富。転職支援実績も十分。
ヒューレックス 大手にないような地域優良企業の求人を保有。管理職求人も多く、お客様満足度も高い。

※「ヒューレックス」公式サイトより(2025年3月時点)

管理職向け転職エージェント・サイトを使うメリット

管理職向け転職エージェントを使う際に考えられるメリットについて解説していきます。

管理職向け転職エージェント・サイトを使うメリットのイラスト

順番に解説するので参考にしてみてください。

メリットその1、ハイクラス求人が豊富で選択肢も広がる

管理職向け転職エージェントはハイクラス求人が豊富で選択肢も広げられます。

一般の転職サイトには掲載されていない、秘匿性の高い管理職やエグゼクティブ求人を多数保有しているからです。

管理職の求人は、社内への影響や経営戦略の漏洩にも関わることがあり、公開せず転職エージェントの特別ルートで紹介されることも少なくありません。

表には出てこない求人を紹介してもらえるので、思いもよらない案件に出会えることもあります。

さらに、年収1,000万円以上を希望する方や経営層に近いポジションを目指す方など、管理職転職の条件は人それぞれ異なります。

希望条件を満たす求人と出会える可能性を高めるためにも、ぜひ管理職向けサービスを活用してみてください。

メリットその2、スカウトを活用することで自分の市場価値がわかる

管理職向けの転職サイトを利用すれば、スカウトを通じて自分の市場価値がわかります。

どの企業が興味を持ってくれているのかや、提示される年収・役職から、自分の評価が理解できるからです。

管理職向けサービスは、即戦力人材を求める企業が利用していることも多く、スキルや経験を正確に評価してもらいやすいのも特徴のひとつ。

ただし、対象者やサービスによっては評価が正確でない場合もあるため、いくつかのスカウトサービスを利用して評価を見極めるのがおすすめです。

自分の市場価値が把握できれば、転職活動の方向性も明確にできるでしょう。

管理職の転職では、自分の需要を知るチャンスとして、積極的にスカウト機能がある転職サイトも活用してみてください。

管理職向け転職エージェント・サイトを使うデメリット

管理職向け転職エージェントを使う際に気を付けるべきデメリットについて解説していきます。

管理職向け転職エージェント・サイトを使うデメリットのイラスト

順番に解説するので参考にしてみてください。

デメリットその1、条件が厳しくサポートしてもらえないこともある

管理職向け転職エージェントは、条件が厳しくサポートを受けられないこともあります。

登録自体はできても、求人紹介となると管理職としての能力や経験などで判断されるからです。

管理職求人はハイクラスとして扱われることが多く、企業側も管理職以上のポジションを想定しているため、条件を満たさない場合は紹介が難しくなります。

特に「ビズリーチ」は、登録時に年収や職務経歴の審査が行われ、一定の基準を満たさないとスカウトを受け取れません。

利用を検討する際は、自分の市場価値を把握し、求められるレベルに達しているか確認することが大切です。

サポートを受けられるレベルにまだ到達していない場合は、経験やスキルを積み上げてから利用するのもおすすめです。

デメリットその2、キャリアアドバイザーやスカウトのレベルにばらつきがある

管理職向け転職エージェント・サイトでも、キャリアアドバイザーやスカウトの質にはばらつきがあります。

担当者の経験や専門性によって、管理職としてのキャリアや希望条件を正確に理解してもらえない場合があり、紹介される求人の質にも差が出るからです。

また、企業から直接届くスカウトも、必ずしも希望に合った内容とは限りません。

登録した経歴をもとに送られてくることもあれば、一斉送信のこともあります。

そのため、管理職転職では、手厚いサポートや質の高いスカウトの見極めが非常に重要です。

サービスレベルの違いは、転職活動にも大きな影響を及ぼします。

転職サービスを鵜呑みにするのではなく、自分自身でも希望条件に合うか確認し、求人の質を判断する目も養いましょう。

管理職向け転職エージェント・サイトの失敗しない選び方

管理職向け転職エージェント・サイトを選ぶ際に失敗しないための重要なポイントについて解説していきます。

管理職向け転職エージェント・サイトの失敗しない選び方のイラスト

順番に解説するのでぜひ参考にしてくださいね。

選び方その1、管理職やエグゼクティブに特化したサービスを選ぶ

管理職やエグゼクティブに特化した転職エージェント・サイトを選ぶことが重要です。

一般的な転職サービスには、管理職向け求人は決して多くなく、キャリアに見合った選択肢が限られてしまうこともあります。

一方で、管理職向けサービスは、経営幹部やハイクラス層の求人を豊富に取り扱っており、一般には出回らない非公開求人も多数保有しています。

また、管理職ならではの業務内容や悩みを深く理解したコンサルタントが在籍しており、的確なアドバイスや相談のしやすさも魅力です。

さらに企業の幹部層とも太いパイプがあり、条件面でのすり合わせが難しい管理職の交渉もスムーズに進めてもらえるでしょう。

管理職転職には、専門的なサポートが受けられる管理職特化型の転職エージェントを1社以上押さえておくのがおすすめです。

選び方その2、優秀なコンサルタントがいるサービスを選ぶ

転職エージェントを活用するなら、優秀なコンサルタントが在籍しているか確認しましょう。

管理職の転職では、企業とのマッチングだけでなく、転職市場に精通したプロのアドバイスが欠かせないからです。

実際に管理職経験があるコンサルタントや、管理職転職の支援実績が豊富な担当者なら、現場のリアルな知識や経験に基づくサポートが受けられます。

ただし、すべての担当者が優秀とは限りません。

それぞれ得意分野や強みが異なるため、希望する業界や職種に専門性があるか確認する必要があります。

公式サイトに掲載されている担当者のプロフィールや支援実績をチェックし、十分に下調べしたうえでサポートを依頼するといいでしょう。

選び方その3、入社後のアフターサポートが充実しているか調べる

転職エージェントを利用する際は、入社後のフォローが充実しているかも調べましょう。

管理職の場合、転職後に悩みにぶつかる機会は多く、頼れるサポートは心強く、不安も乗り越えやすくなります。

たとえば、次のような悩みや不安を抱えることがあります。

  • 組織や文化の違い
  • 部下や経営陣との関係構築がうまくいかない
  • 提示された役割や裁量の範囲にミスマッチが生じている
  • 短期間で成果が出せない

フォロー体制の充実した転職エージェントでは、定期的な面談を設定して相談にのってくれたり、ミスマッチの調整役をかってくれたりします。

問題解決に向けて動いてもらえることで、ひとつずつ課題を乗り越えられますし、初めて管理職転職をする人にも心強いです。

公式サイトに具体的なアフターフォローの内容が記載されていないかチェックし、面談時にも担当者へ入社後の対応について確認しておくといいでしょう。

管理職はさまざまな問題を抱えやすいため、入社後のフォローが整ったサービスを選び、万が一の不安に備えておくことをおすすめします。
真光智美 (しんこうさとみ)
真光智美様のコメント

エージェント・サイトを使うメリットとデメリット、注意点や選び方など、転職活動を主体的に進めるうえで有益な情報ですね。

【Q&A】管理職向け転職エージェント・サイト利用時によく出る質問

管理職向け転職エージェント・サイトを利用の際によく出る質問をまとめてみました。

気になる質問があればチェックしてみてください。

Q.管理職の転職は一般職よりも難しいのか?

A.一般職の転職よりも難易度が高い傾向にあります。

管理職の場合、マネジメント力や事業推進力などの総合的な能力が求められるため、企業が求める要件も厳しくなりがちです。

一般職が業務スキルや適性を中心に評価されるのに対し、管理職は「部下をどう導いて成果を出したか」「どんな問題を解決し、どんな結果を残したか」といった実績が重視されます。

また管理職求人は、一般職に比べて数が少なく競争率も高い特徴があります。

マッチングの精度を上げないと転職活動も長引いてしまうため、管理職向けの転職エージェントを活用し、プロのアドバイザーのサポートを受けながら進めるのがおすすめです。

Q.管理職の転職活動で企業が重視するポイントは?

A.「マネジメント能力」「実績・成果」「企業文化との適合性」の3つが重視されます。

管理職は組織の中心としてチームをまとめ、事業の成長に貢献する役割を担うため、単なるスキルや経験だけでなく、リーダーシップや戦略的思考が求められるからです。

管理職は組織の中心としてチームをまとめ、事業の成長に貢献する役割を担うため、単なるスキルや経験だけでなく、リーダーシップや戦略的思考が求められるからです。

企業が求める理由は次のとおり。

重視するポイント 企業が求める理由
マネジメント能力 組織を率いて成果を出すために欠かせない能力で、上司と部下の橋渡し役として、コミュニケーション力や判断力、育成力が問うため。
実績・成果 過去にどのような問題を解決し、どのような結果を出してきたか、将来の貢献度を測るため。
企業文化との適合性 組織風土や価値観が合わないと能力を発揮できず、早期退職につながるリスクがあるため。

外資系企業やスタートアップ企業では、成果主義の文化が強いため、特に「数値で示せる成果」を求められることが多いです。

転職活動の際は、自身のマネジメント能力や過去の実績を整理し、自分の価値観やマネジメントスタイルに合う企業を選ぶといいでしょう。

Q.ヘッドハンティングと転職エージェントの違いは何か?

A.ヘッドハンティングは、企業から依頼を受けたヘッドハンターが条件に合う人材に声をかける仕組みで、転職エージェントは登録者に求人を紹介し、転職活動をサポートするという点が違います。

具体的な違いを以下の表にまとめました。

項目 ヘッドハンティング 転職エージェント
転職支援のスタイル 企業が求める人材を外部から探し、スカウトして紹介する(スカウト対象者のみ支援対応) 登録者の希望や経歴に応じて求人を紹介し、転職活動全般をサポートする(基本的に登録者全員対応)
企業との関係 企業からリテイナーフィー(着手金)を受け取り、採用が決定したら成功報酬を得る 企業から求人情報を預かり、採用決定時に報酬を得る
対象となる求職者 主にエグゼクティブ層や希少価値の高い専門職が対象 管理職・専門職・一般職まで幅広く対応

転職希望者が直接ヘッドハンターに転職活動のサポートを依頼することはできませんが、高いスキルや経験を持つ管理職の方は、声がかかる可能性は十分あります。

Q.副業が認められている企業の管理職ポジションはあるのか?

A.増えてきてはいるものの、業界や企業ごとに条件は異なるため注意が必要です。

近年、政府の「働き方改革」に加え、社員の多様な経験やスキルの活用を重視し、副業を解禁する企業も増えています。

特に以下の業界・企業では、副業を許可するケースが増えています。

業界・企業 副業が認められる理由
IT・Web業界 技術革新が激しく、エンジニアやマーケターのスキル向上を副業で奨励しているため
コンサルティング業界 専門性を高めるための副業は推奨されることが多い
スタートアップ企業 イノベーションを促進するため柔軟な働き方が認められやすい
外資系企業 成果主義のため業務時間外の活動は制限が少ない

「副業経験が本業に活かせるかどうか」を重視する業界・企業が多く見られます。

ただし、副業が認められる企業でも、「競業禁止」や「本業に支障をきたさないこと」などの条件があるため、事前に就業規則を確認することが重要です。

管理職向け転職エージェント・サイトでは、副業可能な管理職求人の特集が組まれることもあるので、興味がある方はチェックしてみてください。

管理職の転職事情に関するアンケート調査結果

管理職の立場で転職経験がある56人に、「管理職の転職事情」についてアンケート調査を実施しました。

転職を検討している管理職の方は、今回紹介する調査結果をぜひ参考にしてみてください。

【調査概要】

  • 調査対象:管理職の立場で転職経験がある人
  • 調査期間:2025年6月11日~6月19日
  • 調査機関:自社調査
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 有効回答数:56人

管理職の立場で転職を決めたきっかけや理由

管理職ポジションにつくと、なかなか転職に踏み切れない方もいるでしょう。

では、実際に転職を決意した人たちは、どのような理由やきっかけがあったのでしょうか。

「管理職の立場で転職を決めたきっかけや理由を教えてください」という質問に対し、複数の理由が寄せられました。

5人以上の回答が得られた、きっかけや理由は以下のとおりです。

管理職の立場で転職を決めたきっかけや理由ランキンググラフ

もっとも多かったのは「キャリアの限界を感じた・さらなる成長を求めて(14人)」でした。

「次のポジションの空きがない」「キャリアの頭打ちを感じた」など、このままではこれ以上キャリアを進められないという意識の高さが伺えます。

また、「新しいことに挑戦したい(5人)」といったポジティブな理由がある一方、トラブルや不満などを抱えていた人も。

他にも、以下のような管理職ならではの葛藤や高い評価を背景に転職を決めた人もいました。

  • 部下に理不尽な指示を出さざる得なくなった(41歳 支店長)
  • ビズリーチからスカウトが来て年収も上がるため(30歳 課長)

※年齢・役職は転職時のもの

〔出典〕独自アンケート調査

どんな理由であっても、管理職の立場で転職は十分可能です。

現状を変えたいと感じているなら、ぜひ一度、転職を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

管理職の立場で転職した人の転職後の年収変化

続いて、なかなか周囲には聞きにくい、管理職の転職後の年収事情についても調査しました。

「転職後の年収はどう変わりましたか?」という質問に対する結果は以下のとおりです。

管理職の立場で転職した人の転職後の年収変化のグラフ

「年収が増えた」と回答した人は33人(58.9%)と、6割近くにのぼりました。

管理職としてのキャリアを活かした転職では、年収アップが期待できるとわかります。

一方で、約4分の1にあたる14人(25.0%)は年収が減ったと回答。

「変わらない」と回答した9人(16.1%)を合わせると、約4割の人が収入面で変化がなかったか減少していました。

管理職経験者であっても、すべての転職が好条件に結びつくわけではなく、転職先の選定や交渉力が重要だと言えるのではないでしょうか。

ただし、年収が下がっても、働きやすい環境や働き方の変化に満足しているケースもあります。

条件だけでなく、働き方や裁量、将来性なども含めて総合的に判断してみてください。

管理職の立場で転職した人の年齢

「年齢の逆転現象」や「もうこの歳で転職は厳しいのでは」など、年齢に関する理由で転職を踏みとどまっている管理職の方もいるのではないでしょうか。

そこで、「管理職の立場で転職した年齢」についてもアンケートを実施しました。

結果は以下のとおりです。

管理職の立場で転職した年齢

もっとも多かったのは、「40代前半(40~44歳)」で15人(26.8%)でした。

次いで「30代前半(30~34歳)」の10人(17.9%)、「30代後半(35~39歳)」「40代後半(45~49歳)」の9人(16.1%)と続きます。

結果から、管理職の転職は30代~40代がボリュームゾーンだとわかります。

もし同世代で転職を迷っている方がいれば、挑戦してみる価値は十分にあるのではないでしょうか。

また、今回のアンケートでの最年少は23歳、最年長は55歳でした。

キャリアや実績によっては、年齢に関係なく管理職経験を活かした転職のチャンスが期待できます。

年齢に不安がある場合は、管理職向け転職エージェントに相談してみるのもおすすめです。

管理職の立場で転職した人の性別

日本ではまだまだ女性管理職の割合は低いですが、転職市場ではどうなのでしょうか。

今回のアンケートでは、管理職の立場で転職経験がある人たちの性別についても集計しました。

結果は以下のとおりです。

管理職の立場で転職した人の性別グラフ

全体の75%を男性が占めており、やはり男性管理職のほうが多いとわかります。

ただし、女性管理職の転職も一定数あり、最近は女性の管理職登用も進んでいるため、今後の動きは要注目です。

実際に、今回のアンケート結果では、4人に1人は女性でした。

もし女性管理職の方で転職を迷っているなら、今回の「14人(25%)」という数字を参考に、転職を検討してみてはいかがでしょうか。

経験者が伝える管理職転職に役立つアドバイス

これから管理職転職を目指す方へ、経験者の体験をもとに役立つアドバイスを紹介します。

ぜひ、転職活動を行う際は取り入れてみてください。

アドバイス1、管理職転職では「具体的な実績や成果」をアピールする

管理職の転職活動では、どのような成果を上げたのか、具体的な実績や成果を中心にアピールするといいでしょう。

実際に、管理職の立場で転職経験がある56人に、「これまでの管理職経験のうち、転職活動で評価された点を教えてください」と聞いたところ、もっとも多かったのは「具体的な実績や成果(18人)」でした。

上位の回答は以下のとおりです。

管理職経験のうち転職活動で評価された点ランキンググラフ

具体的な実績や成果が評価された人たちの、回答内容を見てみましょう。

  • 一部門で実績をあげた(38歳 課長)
  • チームの業績が会社内で一位だった事です(40歳 課長)
  • 業務改善活動を多く行い、赤字続きの事業所を黒字継続することに成功した(48歳 マネージャー)
  • 健康経営を推進して、健康経営の認証をとり、自分の担当部署の退職者が0だった点(54歳 部長)

※年齢・役職は転職時のもの

〔出典〕独自アンケート調査

いずれの回答も、「実績」をただ述べるだけでなく、数字や経緯などを交えて、具体的にアピールしています。

また「マネジメント経験・能力(16人)」では、チームビルディングや人材育成に関する評価を得ている人が多かったです。

さらに「管理職向きの性格・資質(9人)」に関しては、リーダーシップや判断力などが挙げられました。

管理職の転職活動で自己PRをする際は、ぜひアンケート結果を参考にしながら、自分の強みを整理してみてください。

アドバイス2、管理職転職に向けて「これまでの実績整理と面接対策」の準備をする

管理職転職を目指すうえで準備しておきたいのは、「これまでの実績整理」と「面接対策」です。

実際に、管理職の立場で転職経験がある56人に、「管理職転職のためにやっておいて良かったことがあれば教えてください」と質問したところ、以下のような回答が多く集まりました。

管理職転職のためにやっておいて良かったことグラフ

管理職転職を成功させるためには、早い段階からの準備が重要だとわかります。

特に、管理職のアピールに欠かせない「実績づくり」は、簡単なことではありません。

また、マネジメントスキルを磨いたり、資格を取得したりすることも時間がかかります。

今回のアンケートでは、転職エージェントの活用を挙げている人も3人いました。

どのような戦略で管理職転職を進めるか、相談しながら計画的に転職活動を行うのもいいでしょう。

管理職向けの転職エージェントなら、実績・成果のまとめ方から、自己PRのためのアドバイスや面接対策までしっかりサポートしてくれます。

準備に不安がある方は、まずは一度相談してみてはいかがでしょうか。

管理職の転職後に注意したい最初の100日間の過ごし方

管理職として転職した直後の100日間は、次の3点に注意して過ごすことが大切です。

  • 組織理解
  • 信頼構築
  • 短期成果の実現

チームからの信頼を獲得し、組織文化に馴染みながらも自分の存在価値を示す重要な時期だからです。

まず最初の30日間は「観察と理解」に集中してください。

チームメンバーとの1on1ミーティングで関係構築に努めながら、業務プロセスや組織の課題を把握していきます。

次の31日目から60日目は「戦略策定と初期改善」の期間として、チームの目標設定や改善策の提案を行っていきましょう。

最後の60日目から100日目にかけては「成果の可視化と発信」に注力してください。

具体的な成果を上げるとともに、経営層への報告や提案を積極的に行うことがおすすめです。

どの状況下においても、現場状況とあわせた細かい軌道修正も忘れずに行っていきましょう。

新しい環境での管理職としてのポジションを確立するためにも、転職前に「100日計画」を立てて計画的に実行してみてください。

True Wings コンサルティング代表の真光智美様からの総括コメント

True Wings コンサルティング代表の真光智美様から総括コメントをいただいたので紹介します。

真光智美 (しんこうさとみ)
真光智美様の総括コメント

転職エージェントを選ぶ際、適切な支援を受けられるかどうか慎重に見極めることが大切です。

自身のキャリアビジョンをしっかり聞き取ってくれるか、強みや価値観を理解し、対等な関係で対話ができる信頼関係を築けるか、といったポイントを重視ししながら選びましょう。

また、将来的な成長戦略まで見据えて提案してくれる「相談相手」としての姿勢を持つエージェントは、次のステージの可能性を大きく広げてくれます。

近年、管理職は成果責任だけでなく、部下育成・コンプライアンス対応・リスキリング・業務量増加など、多くの負荷が求められています。

やりがいや裁量がある一方で、孤独や限界を感じる方も少なくありません。

そうした中での転職は、後ろ向きではなく「より自分らしく働ける環境を選び直す」前向きな決断と言えるでしょう。