
転職を考えている人の中には、外資系企業を希望する方もいるのではないでしょうか。
ただ、誰にも頼らず一人で外資系転職を目指すとなるとハードルは高いです。
日系企業とは企業文化に大きな違いがあり、理解せず転職してしまうと、次のような後悔にもつながりかねません。
- 本社と日本法人の方針の食い違いによる板挟み状態
- 急な業績悪化による突然のリストラや部門閉鎖のリスク
- 外国人上司との価値観や働き方のミスマッチ
- 日系企業と比較した福利厚生の違いによる不満
- 内部競争の激しさによる同僚との協力関係の難しさ
また、選考の流れや内容も異なるため、わからないことも出てくるでしょう。
外資系企業への転職を成功させるためには、転職エージェント・サイト選びは極めて重要となってきます。
一般的な転職エージェント・サイトでは専門性が乏しく、うまく活用できない可能性もあるからです。
当記事では、外資系向けの転職エージェント・サイトを厳選して紹介しています。
なぜ外資系企業への転職に、専門性の高いサービスを利用すればいいのか、メリットも詳しく解説しています。
外資系向け転職エージェント・サイトおすすめ10選!各社の特徴まとめ
これから外資系企業への転職を目指す方へ、当編集部が10社を厳選しました。
「外資系向け転職エージェント・サイトおすすめ10選」に加えて、各社の特徴もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
Samurai Jobはグローバルに活躍したい方におすすめ
- 約20,000件の海外案件や独占求人あり(※)
- 各業界に精通した外資系企業に強いコンサルタント在籍
- グローバルキャリアを目指す方のさまざまなニーズに対応
Samurai Jobは、グローバルサービスカンパニーのムーンコミュニケーションズと、転職エージェントのJACリクルートメントが共同運営している転職支援サービスです。
グローバルに活躍したい方にはSamurai Jobをおすすめします。
40年以上にわたり、英国を起点とした11カ国において、日系企業の海外進出をサポートしてきた実績があるからです。(※)
そのため、バイリンガルポジションや海外駐在など、グローバルキャリアを積みたい人の転職支援にも強く、外資系企業の求人も多数保有。
独占求人を含めた約20,000件の求人から紹介が可能で、各業界に精通した約650名のコンサルタントが、適正なキャリアを提案してくれます。
国内外問わず、活躍してキャリアを積みたい方は、ぜひSamurai Jobの転職サポートを受けてみてください。
※「Samurai Job」公式サイトより(2025年5月3日時点)
リクルートダイレクトスカウトは外資系企業から直接スカウトを受け取りたい方におすすめ
- 外資系企業から直接スカウトを受け取れる
- チャット機能で企業担当者と直接やり取りが可能
- 簡単に作成できるリクルート共通のレジュメ機能に対応
外資系企業から直接スカウトを受け取りたい方には、リクルートダイレクトスカウトをおすすめします。
登録されたレジュメと企業のニーズをAIが分析・マッチングし、あなたに適した外資系企業からスカウトが届く仕組みになっているからです。
企業担当者と直接チャットでのやり取りも可能で、面接前に企業の雰囲気や求める人材像について気軽に質問できるメリットも。
外資系企業特有の選考プロセスや企業文化についても、事前にしっかり情報収集できるでしょう。
希望条件にマッチしたスカウトには特別なラベルが付くので、自分の理想に近い外資系企業からのオファーを見つけやすくなっています。
質問に答えるだけで簡単にレジュメが作成できるので、気軽に始めてみてはいかがでしょうか。
LHH転職エージェントは外国人コンサルタントのサポートを希望する方におすすめ
- 世界60カ国以上に展開するアデコグループの転職エージェント(※)
- 専門領域に特化した外国人コンサルタントも多数在籍
- 「360度式コンサルティング」だからミスマッチが防げる
外国人コンサルタントのサポートを受けて転職活動したい方には、LHH転職エージェントがおすすめです。
海外文化や商習慣に明るい多彩な国籍のコンサルタントが在籍しており、密度の高い海外情報を提供してくれます。
また、企業と求職者の双方を担当する「360度式コンサルティング」を導入しているのも特徴の一つ。
外資系企業のカルチャーとの相性まで見極めた提案で、転職活動を成功へと導いてくれます。
外資系・グローバル企業に精通した、外国人コンサルタントの転職支援を受けたいなら、LHH転職エージェントに相談してみるといいでしょう。
※「LHH転職エージェント」公式サイトより(2025年5月3日時点)
MyVision(マイビジョン)は外資系コンサルファームへの転職におすすめ
- コンサル業界に特化した転職エージェント
- 外資系ファームともネットワークを構築している
- 元コンサルタントによる実践的な模擬面接を受けられる
外資系コンサルティングファームへの転職には、MyVision(マイビジョン)をおすすめします。
コンサル業界での実務経験を持つコンサルタントが多数在籍しており、外資系コンサルファームの内部事情や選考プロセスを熟知したアドバイスが受けられるからです。
なかには元BCGなどの戦略ファーム出身者も在籍しており、「アクセンチュア」や「BIG4」といった外資系ファームとも強固なネットワークを構築。
他のエージェントでは得られない、非公開求人や特別選考ルートを紹介してもらえる可能性も高いでしょう。
元コンサルタントによる実践的な模擬面接を複数回受けられるのもポイントで、外資系コンサルファーム特有の厳しい選考の突破も期待できます。
外資系コンサルファームを目指しているなら、ぜひMyVisionを活用してみてください。
アクシスコンサルティングはシニアコンサルタント以上のハイクラス層におすすめ
- 国内最大級のコンサル転職支援実績あり
- 大手外資系コンサルファームに強い
- シニアコンサルタントのキャリアを広げられる
シニアコンサルタント以上のハイクラス層には、アクシスコンサルティングがおすすめです。
大手外資系コンサルティングファームへの入社実績は、転職エージェント業界でトップクラス。
実際に、大手コンサルティングファームに在籍する、現役コンサルタントの4人に1人が登録しているというデータもあります。(※)
創業から20年間で10,000人以上の現役コンサルタント、約85,000名の転職志望者を支援した実績も見逃せません。(※)
また、シニアコンサルタントからの転職では難易度が高いとされている、外資系企業のCxOや投資ファンドなどへのキャリアチェンジを目指すことも可能です。
業界の内情と転職市場を熟知した専門家のサポートは、キャリア選択の幅を大きく広げてくれるでしょう。
※「アクシスコンサルティング」公式サイトより(2025年5月3日時点)
エンワールド・ジャパンは日本国内に拠点を置く外資系企業へ転職したい方におすすめ
- 国内の外資系企業87%以上と取引実績あり(※)
- 長年の実績に基づいたグローバル視点で転職を支援
- 長期的なサポートを受けられる
日本国内に拠点を置く外資系企業への転職を希望する方には、エンワールド・ジャパンをおすすめします。
国内に拠点を持つ外資系企業の87%以上との取引実績があるからです。(※)
1999年の創業以来20年以上にわたり、外資系・日系グローバル企業と日本のグローバル人材をつなぐ専門家として、確固たる地位を築いてきたエンワールド・ジャパン。
「経営幹部」「管理職」「スペシャリスト職」など、ハイクラス人材向けの求人も多数保有しており、専門性の高さも魅力です。
また、「入社後活躍」を重視し、転職後1年間にわたって定期的なアンケートやコミュニケーションを通じたフォローアップも実施。
長期的サポートを受けられるのも心強いのではないでしょうか。
希望する特定の外資系企業がある方は、ぜひエンワールド・ジャパンに相談してみてください。
※「エンワールド・ジャパン」公式サイトより(2025年5月3日時点)
ロバート・ウォルターズは雇用形態にとらわれない転職を希望する方におすすめ
- 外資系転職に特化した転職サービス
- 強固なグローバルネットワークによる独自求人多数
- 雇用形態問わず適正なマッチングを実現している
雇用形態にとらわれない転職を希望する方には、ロバート・ウォルターズをおすすめします。
「正社員」「派遣社員」「契約社員」など、さまざまな雇用形態での転職をサポートしているからです。
たとえば、正社員ポジションの場合、高年収の管理職・スペシャリスト職の求人が豊富に揃っているので、キャリアアップを目指す方にもぴったり。
一方の派遣・契約社員では、柔軟な働き方を実現できる案件も多く、ライフスタイルに合わせた転職が可能です。
さらに、日本の求人市場に出てこない「隠れた求人」を多数保有しているのも、ロバート・ウォルターズの魅力の一つ。
企業文化や業界特性を理解したコンサルタントが、あなたの経験やスキル、キャリアビジョンに合った、他では探せないような求人を提案してくれます。
世界31カ国の拠点(※)を持つグローバルネットワークは、外資系転職の選択肢の幅を広げてくれるはずなので、押さえておくといいでしょう。
※「ロバート・ウォルターズ」公式サイトより(2025年5月3日時点)
ユナイテッドワールドは語学面でのサポートも受けたい方におすすめ
- グローバル人材に特化した転職エージェント
- 語学面のサポートが充実
- 専任キャリアアドバイザーの手厚い転職支援あり
外資系企業の転職で欠かせない語学力。
転職支援だけでなく、語学面でのサポートも受けたい方には、ユナイテッドワールドがおすすめです。
オンライン英語レッスン「マイクの英語発音」やオンライン日本語レッスン「本気日本語」の運営も行っており、語学学習を支援する体制も整っています。
2019年に設立された比較的新しい転職エージェントですが、外資系企業や国内グローバル企業への知見も豊富です。
また、多様な業種・職種のグローバル求人を保有しており、専任アドバイザーがマンツーマンで、あなたに合った求人を紹介してくれます。
英語力を鍛えながら転職も叶えたいという方は、ぜひユナイテッドワールドをチェックしてみてください。
ビズリーチは高年収転職を目指す方におすすめ
- 年収1,000万円以上の求人多数の転職サイト(※)
- スカウト機能で外資系企業からの市場価値を知れる
- 優秀なヘッドハンターに出会える
高年収転職を目指す方には、ビズリーチをおすすめします。
年収1,000万円以上の求人が全体の3分の1以上を占めている転職サイトだからです。(※)
外資系企業の高年収求人も豊富に揃っており、キャリアアップと収入アップを同時に実現できる可能性も高いでしょう。
スカウトを受け取ることで、自分の市場価値を客観的に把握できるのも特徴です。
外資系企業が求める「即戦力人材」に対して、直接声がかかるのも、スカウトメインのサービスならでは。
スカウトを受けながら、外資系企業でどのくらいの年収を狙えるのか確認してみるのもいいでしょう。
※「ビズリーチ」公式サイトより(2025年5月3日時点)
エグゼクティブ・ボードは経営層や幹部の方におすすめ
- 経営人材に特化した転職サービス
- 日系大手や外資系企業の秘匿性の高い非公開求人が豊富
- 「志」を重視したマッチングと長期サポート
外資系への転職を視野に入れている経営層や幹部の方にはエグゼクティブ・ボードをおすすめします。
紹介内容の80%が「社長」「取締役」「部長」といったハイクラスポジションだからです。(※)
経営人材のキャリアアップに特化しているため、応募者の「志」を重視した深層面談の実施など、独自性の高いサポートも魅力的ではないでしょうか。
単なるスキルマッチングではなく、価値観や人生哲学を理解した上で、長期的に活躍できる企業の紹介に力を入れています。
2011年には上海に子会社を設立しており、グローバル人材のサーチにも注力。
海外勤務を視野に入れている経営層の方も活用できる転職サービスだと言えるでしょう。
これから転職活動を始めるハイクラスポジションの方は、エグゼクティブ・ボードを選択肢に加えてみてはいかかがでしょうか。
※「エグゼクティブ・ボード」公式サイトより(2025年5月3日時点)
【業種・職種・ポジション別】外資系向けおすすめ転職エージェント・サイトをピックアップ
外資系企業にも、さまざまな業種や職種、ポジションが存在しています。
そこで、外資系企業への転職を目指す方が希望する条件に合った転職エージェントを選びやすいように、編集部がおすすめのサービスをピックアップしてみました。
紹介している転職エージェントをぜひ選択肢に入れてみてください。
コンサルティング業界を目指す人向けの転職エージェント
コンサルティング業界を目指す方には、「MyVision(マイビジョン)」「アクシスコンサルティング」がおすすめです。
MyVision(マイビジョン)なら、元BCGなどの戦略ファーム出身者を含む、外資系コンサルに強い優秀なコンサルタントに転職をサポートしてもらえます。
「BCG」「PwC」「アクセンチュア」「EY」「デロイト」などを目指す方は、国内外の大手コンサルファームとの太いパイプがあるアクシスコンサルティングも選択肢の一つ。
どちらもコンサルティング業界に特化しているので、押さえておくと転職成功の可能性も高まるでしょう。
以下のおすすめ理由も併せて参考にしてみてください。
サービス名 | おすすめ理由 |
---|---|
MyVision(マイビジョン) | 外資系ファームとの強固なネットワークあり |
アクシスコンサルティング | 現役コンサルタントの4人に1人が登録する信頼性の高さ |
外資系金融・投資銀行を目指す方向けの転職エージェント
外資系金融・投資銀行を目指す方には、「ロバート・ウォルターズ」「Morgan McKinley」がおすすめです。
ロバート・ウォルターズは、金融や投資銀行分野に強みを持っており、在籍しているコンサルタントも業界に精通しています。
金融業界に特化に特化した人材サービスのMorgan McKinleyは、投資銀行やアセットマネジメントなどの分野に強みを持つのが特徴です。
外資系金融・投資銀行は専門性も高いため、一般的な転職エージェントではなく、金融業界に特化したサービスを1社以上押さえておくといいでしょう。
各サービスのおすすめ理由を以下に紹介しているので、選ぶ際のヒントにしてみてください。
サービス名 | おすすめ理由 |
---|---|
ロバート・ウォルターズ | 20年以上にわたって金融のプロフェッショナルを支援 |
Morgan McKinley | 金融出身コンサルタントによる英語面接対策も充実 |
外資系IT企業を目指す方向けの転職エージェント
外資系IT企業を目指す方には、「Computer Futures」「JACリクルートメント」がおすすめです。
Computer Futuresは、「GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)」をはじめとする大手IT企業からスタートアップまで、幅広い企業とのネットワークを持っています。
Samurai Jobと提携しているJACリクルートメントは、外資系企業への転職支援にも強く、IT企業のミドルからハイクラスポジションの紹介実績があります。
IT業界にも精通した転職エージェントを活用し、最新の技術トレンドや求められるスキルセットなどのアドバイスも積極的に受けましょう。
以下に、2社のおすすめ理由を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
サービス名 | おすすめ理由 |
---|---|
Computer Futures | IT業界出身者や技術的バックグラウンドを持つコンサルタントが多数在籍 |
JACリクルートメント | 独占求人も含めた約20,000件の求人からスキルや希望に合った求人を紹介してもらえる(※) |
※「JACリクルートメント」公式サイトより(2025年5月3日時点)
外資系製薬・メディカル企業を目指す方向けの転職エージェント
外資系製薬・メディカル企業を目指す方には、「RGF Professional」「エンワールド・ジャパン」がおすすめです。
RGF Professionalは、日本を含むアジア9カ国(※)で展開するリクルートグループの人材紹介会社で、製薬・医療機器・バイオテクノロジー分野に特化したチームを持っています。
エンワールド・ジャパンには医療機器・製薬・ライフサイエンス部門があり、専門のコンサルタントチームがグローバルな視点から転職活動をサポートしてくれます。
職種により求められるスキルや経験が大きく異なる製薬・メディカル業界では、自分の専門分野に精通したコンサルタントが在籍する転職エージェントを選ぶのもポイントです。
以下のおすすめ理由一覧も参考に、転職エージェントを検討してみてください。
サービス名 | おすすめ理由 |
---|---|
RGF Professional | MR、開発職、メディカルアフェアーズなどの職種に深い理解あり |
エンワールド・ジャパン | バイリンガル環境での転職に強い |
※「RGF Professional」公式サイトより(2025年5月3日時点)
外資系企業のマーケティング職を目指す方向けの外資系転職エージェント
外資系企業のマーケティング職を目指す方には、「ロバート・ウォルターズ」がおすすめです。
ロバート・ウォルターズはこれまでに、外資系企業のマーケティングポジションへの転職を多数サポートしてきました。
マーケティング・広告分野で長年にわたり実績を積み重ねてきたことから、マーケティングスペシャリストの案件も充実しています。
ぜひ登録を検討してみてはいかがでしょうか。
サービス名 | おすすめ理由 |
---|---|
ロバート・ウォルターズ | マーケティング職に求められるスキルや企業文化とのマッチングに力を入れている |
エグゼクティブ・経営層向けの外資系転職エージェント
エグゼクティブ・経営層の方には、「エグゼクティブ・ボード」「Spencer Stuart」がおすすめです。
エグゼクティブ・ボードの案件は、80%以上(※1)が社長・取締役・部長クラスのポジションで、非公開求人が多いのも特徴です。
Spencer Stuartは、世界的に有名なエグゼクティブサーチファームで、トップマネジメント層の採用を専門に行っています。
経営層の採用は極めて秘匿性が高く、一般公開されないケースがほとんどです。
以下のおすすめ理由も参考に、活用を検討してみてはいかがでしょうか。
サービス名 | おすすめ理由 |
---|---|
エグゼクティブ・ボード | 外資系企業のハイクラス案件を紹介してもらえる |
Spencer Stuart | 50以上の国と地域に拠点があり外資系・グローバル企業の求人に強い(※2) |
(※1)「エグゼクティブ・ボード」公式サイトより(2025年5月3日時点)
(※2)「Spencer Stuart」公式サイトより(2025年5月3日時点)
海外駐在・グローバル転職を目指す方向けの転職エージェント
海外駐在・グローバル転職を目指す人には、「ロバート・ウォルターズ」「ランスタッド」がおすすめです。
ロバート・ウォルターズは、海外転職支援にも強く、各国の労働市場や就労ビザに関する最新情報などにも精通しています。
世界39の国と地域にネットワークを持つランスタッドも、海外駐在やグローバル案件を保有しています。(※)
目指す国や地域に、実際にオフィスがある転職エージェントを選ぶのも、現地の具体的な就労事情などが得られるのでおすすめです。
サービス名 | おすすめ理由 |
---|---|
ロバート・ウォルターズ | 「帰国時キャリアサポート」もあるので安心して海外転職を目指せる |
ランスタッド | グローバル人材市場の約90%をカバー(※) |
※「ランスタッド」公式サイトより(2025年5月3日時点)
外資系向け転職エージェント・サイトの活用がおすすめな理由
外資系向け転職エージェント・サイトの活用がおすすめなのには理由があります。
次のようなメリットがあるからですね。
それぞれのメリットについて詳しく紹介するので、参考にしてみてください。
おすすめ理由1、外資系企業特有の選考プロセスを理解できる
転職エージェントを使えば、外資系企業特有の複雑な選考プロセスを理解して、転職活動の対策をできます。
外資系企業の場合、選考内容や流れは日系企業とは大きく異なり、独自の方法が採用されているからです。
たとえば、次のような選考方法が挙げられます。
- 複数回にわたる面接やケーススタディ
- プレゼンテーション
- コンピテンシー面接など
外資系に特化した転職エージェントは、これらの内容を熟知しており、企業ごとの選考の特徴や傾向に関する情報を提供してくれます。
具体例として、ビズリーチでは8,000人以上(※)の優秀なヘッドハンターが登録しており、外資系企業特有の選考プロセスや年収交渉についての専門的なアドバイスが受けられます。
また、外資系向け転職エージェントは、以下の選考対策も提供。
選考ステップ | エージェントによるサポート内容 |
---|---|
レジュメスクリーニング | 外資系企業向けの英文履歴書・職務経歴書の作成アドバイス |
電話スクリーニング | 英語での簡潔な自己PR方法の指導 |
ケーススタディ/ケース面接 | 過去の出題パターンの共有と解法テクニックの指導 |
コンピテンシー面接 | STAR法を用いた回答フレームワークの提案 |
パネル面接 | 複数の面接官に対応するテクニックの指導 |
ファイナルラウンド | エグゼクティブとの面談対策 |
企業ごとの選考プロセスの特徴把握と対策のためにも、ぜひ転職エージェントを活用してみてください。
※「ビズリーチ」公式サイトより(2025年5月3日時点)
おすすめ理由2、外資系企業の内部情報・企業文化を把握できる
転職エージェントを通して、外資系企業の内部情報や企業文化を事前に把握できます。
事前に把握できれば、ミスマッチも防げますし、入社後もスムーズに職場へ適応できるでしょう。
外資系企業は日系企業と比較して、以下の点が大きく異なり、外部から簡単に知ることが難しい内容ばかりです。
- 評価制度
- 昇進システム
- コミュニケーションスタイル
- 意思決定プロセス
- 必要な語学力
しかし、外資系に特化した転職エージェントは、多くの転職者をサポートしてきた経験から、各企業の内部事情に精通しています。
たとえば、エグゼクティブ・ボードでは、企業の経営陣との深いコミュニケーションを通して組織文化や経営課題の本質を把握。
IRや経営指標だけではわからない、内部からしか見えない情報を求職者に提供することで、入社後のギャップを抑える努力もしています。
外資系企業への転職を検討している方は、転職エージェントの担当者に、企業文化や内部情報について詳しく質問することをおすすめします。
そして、自分の働き方や価値観、スキルなどとマッチするかを慎重に見極めるようにしましょう。
おすすめ理由3、外資系企業で実施される英語面接の対策ができる
転職エージェントを利用すれば、外資系企業の英語面接に特化した対策を受けられます。
外資系企業の場合、日本語の面接とは質問内容や回答の構成方法が異なるため、専門的な準備は欠かせません。
多くの外資系企業に特化した転職エージェントでは、以下のような英語面接の対策を実施しています。
対策内容 | 具体的なサポート |
---|---|
英語での自己紹介対策 | 外資系企業が評価する自己PRのポイントや表現方法の指導 |
英語での質疑応答トレーニング | 頻出質問とその回答例の提供、STAR法を用いた回答構成法の指導 |
業界・職種別の専門用語対策 | 金融、IT、コンサルティングなど業界別の専門用語リストと使用例の提供 |
カルチャーフィット質問対策 | 企業文化とのマッチを確認する質問への回答方法 |
逆質問(Questions for interviewer)の準備 | 面接官に質問する内容の準備と表現方法のアドバイス |
非言語コミュニケーション指導 | 目線、姿勢、ジェスチャーなど英語面接での印象を良くするテクニック |
転職エージェントの実践的な英語面接対策で、単なる英語力だけでなく、外資系企業が求める「答え方」や「伝え方」を身につけて面接に臨みましょう。
おすすめ理由4、グローバルキャリアに関する専門的アドバイスがもらえる
外資系に強い転職エージェントを活用することで、グローバルキャリアに関する専門的なアドバイスをもらえます。
国内外の労働市場の動向や業界トレンドに精通しており、将来を見据えたキャリアパスの設計などもサポートしてもらえるからです。
たとえば、以下のようなグローバルキャリア構築のアドバイスを受けられます。
- 国内外資系企業での経験を活かした次のキャリアステップの提案
- グローバル企業での出世に必要なスキルと経験の特定
- 海外駐在や海外転職のタイミングと準備方法
- 業界・職種ごとのグローバルキャリアパスのモデルケース紹介
- 国際的に通用する資格・スキルの取得アドバイス
ぜひ10年後、20年後のグローバルキャリアも視野に入れた今後の方向性について、転職エージェントに相談してみてください。
外資系向け転職エージェント・サイトが使えないケース
残念ながら、外資系向け転職エージェント・サイトが使えないケースもあります。
利用時に、次のようなデメリットを感じることも出てくるからです。
具体的な使えないケースやデメリットについて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
使えないケース1、幅広い求人にアクセスできない
外資系専門の転職エージェント・サイトを使っても、実は幅広い選択肢の中から転職先を探せるわけではありません。
そもそも、日本国内における外資系企業の数自体が限られており、日系企業と比較して求人数も少ないからです。
経済産業省の「第54回外資系企業動向調査(2020年調査)」によると、2020年3月末の集計企業数は2,808社と決して多い数字とは言えません。
また、外資系企業は採用を行う際、特定の転職エージェントのみに依頼する傾向も。
さらに外資系企業の採用動向は、業界や職種によっても大きく偏りがあります。
業界・職種 | 採用動向 |
---|---|
IT・テクノロジー | 急成長しているため採用ニーズは高いが、専門性の高いスキルが求められる |
金融・コンサルティング | 高い英語力と専門知識が必須、競争率が極めて高い |
製薬・メディカル | 専門資格や経験が必須、新規採用よりも業界内での流動が中心 |
消費財・小売 | マーケティングや営業職が中心、日本市場特有の知識も求められる |
製造業 | エンジニアや研究開発職が中心、日系企業の方が求人数は多い |
そのため、希望する求人がまったくないこともありえます。
転職エージェント・サイトは1社だけに頼らず、複数の外資系向けサービスに登録して、可能性を広げておくといいでしょう。
使えないケース2、語学力が不足していると転職につながらない可能性もある
外資系向け転職エージェント・サイトは、語学力が不足していると転職につながらない可能性もあります。
外資系企業の多くは日常業務での英語使用を前提としており、職位が上がるほど求められる語学力のレベルも高くなるからです。
特に外資系企業の中でも、欧米系企業やグローバル展開している企業では、社内公用語が英語に設定されていることも多いです。
たとえば、エンワールド・ジャパンやロバート・ウォルターズが扱う求人の多くは、「ビジネスレベルの英語力必須」という条件が設定されています。
以下は、職種やポジションによって求められる英語力のレベルや業務内容です。
職種・ポジション | 一般的に求められる英語力 | 具体的な業務内容 |
---|---|---|
経営層・役員クラス | ネイティブに近いレベル(TOEIC 900点以上) | グローバル会議での発言、本社とのコミュニケーション、経営戦略の議論 |
マネージャークラス | ビジネス上級レベル(TOEIC 800点以上) | 海外チームとの協働、レポート作成、プレゼンテーション |
専門職(IT、金融等) | 専門用語を含むビジネスレベル(TOEIC 750点以上) | 技術文書の作成・理解、専門的なディスカッション |
営業職 | コミュニケーションに支障のないレベル(TOEIC 730点以上) | 外国人顧客との商談、提案資料作成 |
バックオフィス | メールや基本的なコミュニケーションが可能(TOEIC 650点以上) | 社内連絡、基本的な事務処理、メール対応 |
上記レベルをクリアできていない場合は、外資系向け転職エージェント・サイトに登録できても、求人が見つからない可能性も。
語学力に自信がなければ、日系グローバル企業や、外資系企業の日本法人などに絞るのも方法の一つです。
語学力の向上には時間がかかるため、長期的なキャリア計画の中で、段階的に外資系企業へのステップアップを図ることも検討しましょう。
使えないケース3、実績やスキルが乏しければサポートしてもらえない
外資系向け転職エージェントに登録しても、実績やスキルが乏しければサポートしてもらえない可能性もあります。
外資系企業は即戦力となる人材を求める傾向が強く、具体的な実績や数値化できる成果を重視するからです。
たとえば、エグゼクティブ・ボードが取り扱う経営層向けポジションでは、過去の事業責任者としての実績や数値的な成果が厳しく問われます。
他にも以下のような、成果主義・即戦力志向による具体的なハードルが設けられているのでチェックしてみてください。
- 前職での売上向上率やコスト削減率など定量的な成果の提示要求
- 具体的なプロジェクト事例と自分の貢献度の証明
- グローバルスタンダードの経歴・スキル審査
- 前職の上司や同僚へ照会を行うリファレンスチェック
- コンピテンシー面接による過去の行動ベースでの能力評価など
外資系企業を目指したいという熱意だけでは、外資系向け転職エージェントからの支援は難しいでしょう。
事前に「リクルートダイレクトスカウト」「ビズリーチ」などのスカウト機能を活用して、外資系企業に通用するか、自分の市場価値を確認してみてはいかがでしょうか。
外資系向け転職エージェント・サイトの選び方とチェックポイント
外資系向け転職エージェント・サイトの選び方とチェックポイントを紹介します。
どのサービスを選べばいいのか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
選び方その1、外資系企業への転職実績が豊富かを調べる
外資系向け転職エージェントを選ぶ際には、外資系企業への転職実績が豊富かを調べてみるといいでしょう。
実績が豊富であれば、企業の採用担当者との関係性も強く、書類選考の通過率や内定獲得のスピードにも差が出るからです。
外資系企業への転職は、日系企業とは異なる転職ノウハウの把握が欠かせません。
実績のある転職エージェントほど、企業との太いパイプを持ち、選考通過のポイントを熟知しています。
外資系企業の転職実績を見極めるためのポイントは以下のとおりです。
確認したい項目 | 具体的なチェックポイント |
---|---|
業界別の転職実績 | 自分の希望する業界(金融、IT、コンサル等)への転職実績数 |
外資系企業との取引社数 | どれだけの外資系企業と取引関係があるか |
ハイクラス転職の実績 | 年収1,000万円以上の転職成功事例数 |
グローバルネットワーク | 海外拠点の有無と連携体制 |
特定企業への転職実績 | 志望企業への過去の転職実績があるか |
コンサルタントの外資系勤務経験 | 担当コンサルタント自身が外資系出身かどうか |
各社の公式サイトに掲載されている、転職支援の実績数や成功事例などもチェックしてみてください。
選び方その2、希望する業界・職種に専門性があるかチェックする
自分の希望する業界や職種に特化した専門性があるかもチェックしましょう。
外資系企業は業界・職種ごとに求める人材像や採用活動の進め方が大きく異なるからです。
それぞれの特性を深く理解している転職エージェントでなければ、的確なマッチングや選考対策を受けられません。
たとえば、MyVision(マイビジョン)はコンサル業界に特化した転職エージェントで、業界に精通したコンサルタントが在籍しています。
またLHH転職エージェントでは、「職種別の担当コンサルタント制」を採用しており、各専門領域に精通した担当者が、転職希望者の強みを的確に見極めたマッチングを図っています。
外資系企業に特化した転職エージェントだけでなく、希望する業界や職種に特化したサービスを組み合わせて利用するのもおすすめです。
選び方その3、英文履歴書やCVの作成サポートの有無を確認する
英文履歴書やCV(職務経歴書)の作成サポートの有無を確認することも大切なポイントです。
外資系企業への応募では、英文書類の質が選考結果を大きく左右します。
多くの外資系への転職希望者にとって、英文レジュメの作成は難しいハードルであり、国際標準の書類を作成するためには、専門的なサポートが欠かせません。
たとえば、エンワールド・ジャパンでは多様な国籍のコンサルタントチームが、国際基準に沿った英文レジュメの作成アドバイスを提供しています。
ロバート・ウォルターズでは、グローバル標準の履歴書フォーマットを提案し、外資系企業に向けたアピールポイントの盛り込み方などを丁寧に指導しています。
また、作成サポートの有無だけで判断しないのもポイントです。
テンプレートを渡すだけではなく一緒に作成してもらえたり、何度でも添削可能だったりと、手厚さをチェックするのも忘れないようにしましょう。
選び方その4、外資系企業との交渉に強い転職エージェントを選ぶ
外資系企業との交渉に強い転職エージェントを選びましょう。
日系企業と比較して、外資系企業は条件交渉の余地が大きく、交渉によって大幅な年収アップも可能だからです。
外資系企業は複雑な報酬体系を持つことが多く、専門的な知識を持つエージェントでなければ、希望条件を引き出せないことも。
また、条件交渉は自分自身で行うと心理的ハードルが高く、外資系の場合、英語での交渉になることもあります。
転職エージェントの交渉力を判断する際は、以下のチェックポイントを押さえておくといいでしょう。
確認項目 | 具体的なチェックポイント |
---|---|
市場相場の把握 | 業界・職種・ポジション別の最新の年収相場データを持っているか |
交渉実績 | 過去の交渉でどれくらいの年収アップを実現したか具体的な事例 |
企業側との関係性 | 採用担当者との信頼関係の深さ |
総報酬の理解 | 基本給だけでなく、ボーナス、ストックオプション、福利厚生など総合的な条件の理解 |
個別企業の報酬体系理解 | 各企業特有の報酬体系や昇給システムを把握しているか |
交渉のタイミング | 適した交渉タイミングを見極める経験と判断力 |
年収交渉は転職活動の最終段階で大きな差が出るポイントにもなるので、年収アップを目指している方はおろそかにしないよう、選ぶ際に確認してみてください。
選び方その5、海外のネットワークが充実しているか注目する
世界各国に拠点があれば、日本にいながらグローバルな転職機会へのアクセスが可能になるからです。
外資系企業への転職は日本国内だけでなく、グローバルな視点での情報収集やキャリア支援が必要となるケースが多いからです。
海外本社の最新動向や、各国での採用トレンドを把握しており、将来的な海外赴任や海外転職も視野に入れている場合、長期的なキャリアサポートも受けられます。
グローバル展開や海外ネットワークが充実している転職エージェントには、以下のような特徴があります。
- 複数の国や地域に実際のオフィスを持ち、現地スタッフが駐在している
- グローバル共通のデータベースで各国の求人情報を共有している
- 海外本社と日本法人の間のクロスボーダー採用を支援できる
- 多様な国籍のコンサルタントが在籍し、多言語対応が可能
- 海外赴任からの帰国者支援プログラムを持っている
- グローバル企業の採用担当者との直接的なリレーションがある
- 各国の労働市場の動向や年収相場に関する最新情報を持っている
- 海外への転職や駐在に関する税務・ビザなどの情報提供が可能
- 国際的なエグゼクティブサーチのケイパビリティを持っている
- グローバル人材に特化したキャリアコンサルティングのノウハウがある
特に将来的な海外勤務やグローバルキャリアを視野に入れている方は、日本国内での実績だけでなく、グローバル展開の規模や質にも注目してみるといいでしょう。
ロバート・ウォルターズは、世界31カ国(※)の主要都市にオフィスを構えているので、ぜひチェックしてみてください。
※「ロバート・ウォルターズ」公式サイトより(2025年5月3日時点)
【Q&A】外資系向け転職エージェント・サイト利用者からのよくある質問
外資系向け転職エージェント・サイトを利用する方からよくある質問を以下にまとめました。
同じような疑問や不安を抱いている方は、Q&Aをチェックしてみてください。
Q.外資系向け転職エージェントは一般的な転職エージェントと何が違うのですか?
A.外資系企業特有の採用基準や文化に精通した専門性があります。
具体的には、以下の点が一般的な転職エージェントとは異なります。
- 外資系企業の転職市場に関する専門知識の深さ
- 英語対応力
- グローバルネットワークを保有
- 外資系出身コンサルタントが多数在籍
また、一般には公開されない年収1,000万円以上のハイクラスポジションの求人が多いのも特徴です。
外資系企業への転職を真剣に考えている方は、外資系に強いエージェントに登録し、ぜひ専門的なサポートを受けてみてください。
Q.外資系企業の選考はどのような流れになりますか?
A.日系企業と比較して選考回数が多く、厳格かつ体系的に行われる傾向があります。
外資系企業は「採用のミスマッチ」が企業にとって大きなコストと考え、さまざまな視点から徹底的に候補者を評価するよう重視しているからです。
以下は、外資系企業の一般的な選考の流れとなります。
- 書類選考
- 電話スクリーニング
- 複数回の面接
- リファレンスチェック
- オファー・条件交渉
書類選考の段階では、英文レジュメ(CV)が厳格に審査されます。
次の電話スクリーニングでは、英語でのコミュニケーション能力と基本的な適性を確認。
さらに、外資系企業の選考の大きな特徴として、複数の部署や役職の人間が評価に関わる「パネル面接」の実施が挙げられます。
また、最終段階で「リファレンスチェック」(過去の上司や同僚への照会)が行われることも日系企業との大きな違いです。
特に外資系企業では、候補者の「文化適合性(カルチャーフィット)」も重要な評価ポイントとなり、会社の価値観や働き方に合っているか慎重に判断されます。
外資系向け転職エージェントを活用することで、サポートや情報提供を受けられ、選考突破の大きな助けとなるでしょう。
Q.外資系企業特有の企業文化にはどのようなものがありますか?
A.本社の国籍や業界によって大きく異なります。
本国の文化的背景や価値観を反映しつつ、グローバルに活躍するための普遍的な仕組みを構築しているからです。
上記を前提に、外資系企業に共通して見られる文化的特徴を以下にまとめました。
文化的特徴 | 日系企業との主な違い | 適応するためのポイント |
---|---|---|
成果主義・実力主義 | 年功序列ではなく、実績や貢献度に基づく評価・昇進・報酬 | 自分の成果を定量的に把握し、適切にアピールする習慣をつける |
ダイレクトなコミュニケーション | 遠回しな表現より直接的な意見交換、建設的な議論文化 | 自分の意見を論理的に伝える練習と、批判を恐れない姿勢の保持 |
フラットな組織構造 | 役職や年齢に関係なく意見を述べられる環境 | 職位に関わらず積極的に関わり、アイデアを発信する |
自律性と責任の重視 | 細かな指示がなく、自ら考えて行動することが求められる | 自己管理能力を高め、主体的に意思決定する習慣をつける |
多様性(ダイバーシティ)の尊重 | 異なる文化・バックグラウンドを持つ人材の積極的な活用 | 多様な価値観を理解し、柔軟に対応する姿勢を持つ |
また、国やエリアによっては以下のような特徴もあります。
国・エリア | 特徴・傾向 |
---|---|
アメリカ系企業 | 「個人の成果とリーダーシップ」を重視。積極的な発言や自己PR、挑戦的な目標設定が評価される。 |
ヨーロッパ系企業 | ワークライフバランスを重視。長時間労働よりも効率的な働き方と質の高い成果が評価される。 |
アジア系企業(中国、韓国など) | スピード感や柔軟性を重視。階層的な組織構造が残っているケースあり。 |
外資系企業を検討している方は、志望する企業の文化的特徴をあらかじめ調査し、自分の価値観や働き方の希望と合うか見極めることが大切です。
また、すべての外資系企業が同じ文化を持つわけではありません。
ステレオタイプな見方は避け、各企業の個性を理解するよう心がけましょう。
Q.未経験の業界・職種でも外資系企業に転職することは可能ですか?
A.日系企業と比較するとハードルは高く、特定の条件や状況下でのみ実現する可能性があります。
外資系企業は一般的に即戦力を重視しており、「ポテンシャル採用」よりも「実績採用」を基本方針としているからです。
ただし、企業によって方針は異なります。
業界や職種、求める人材像によっては、未経験者でも高いポテンシャルや転用可能なスキルを評価して採用するケースも。
以下のような状況や条件であれば可能性は高まります。
- 関連性の高い業界からの転職(例:コンサルティングから事業会社のマネジメント職)
- 転用可能なスキルセットを持っている(例:データ分析スキルを活かしたマーケティング職への転職)
- 外資系企業が急成長中で人材を多く採用している局面
- 新規事業や新規参入市場など、前例のない領域での採用
- 高い語学力や特殊な専門知識など、希少性の高いスキルを持っている
- グローバル採用プログラムやトレーニー制度など、未経験者向けのプログラムに応募
- 同業界の日系企業での経験を経て、ステップアップとして外資系に転職
また、職種によっても未経験採用への柔軟性は異なります。
たとえば、ITエンジニアや営業職は、基本的なスキルや適性があれば業界未経験でも採用されるチャンスはあるでしょう。
しかし、専門性の高い金融アナリストや研究開発職などは、関連する経験や専門知識がなければ採用されることは稀です。
場合によっては、同業界の日系企業で経験を積んでから外資系企業への転職を目指すのもアリではないでしょうか。
未経験から転職を目指すなら、まずは外資系向け転職エージェントに相談してみるといいでしょう。