
- 繰り返される類似プロジェクトによるマンネリ化と成長の低下を実感するようになった。
- 社内政治や人間関係の複雑さに疲弊している。
- 専門性の高い経験やスキルを活かして、コンサルタント職へキャリアチェンジを目指したい。
上記のような悩みや理由から、コンサル業界での転職を検討している方もいるのではないでしょうか。
コンサル転職には、コンサルタント業界に強い転職エージェント・サイトの利用は欠かせません。
理由は次のとおり。
- 一般的な企業とは異なる独自の選考を通過する必要がある。
- 求人やポジションが限られており、コネクションを通じてでないと紹介してもらえない非公開求人も多い。
しかし、どのサービスを選べばいいのかわからない人もいるでしょう。
当記事では、コンサルティング業界に強い転職エージェント・サイトを厳選しました。
コンサルティング業界に強い転職エージェント・サイト12社を厳選!各社のおすすめ理由も紹介
当編集部では、コンサルティング業界に強い転職エージェント・サイト12社を厳選しました。
いずれもコンサルタントの転職に強いのですが、それぞれに特徴や得意分野があります。
各社のおすすめ理由とあわせて、詳しく紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
MyVision(マイビジョン)|コンサル未経験者の転職成功実績が豊富
- 元戦略コンサルタント集団による質の高い支援
- 過去の実績に裏付けられた独自の選考対策を提供
- 200社以上のコンサルファームとの強固なネットワークあり(※)
MyVision(マイビジョン)は、コンサル未経験者の転職成功実績が豊富な転職エージェントです。
転職を希望する70%(※)がコンサル業界未経験者で、未経験からのコンサル転職に関する豊富なノウハウを蓄積しています。
在籍している全てのエグゼクティブコンサルタントの構成は以下のとおりです。
- コンサル転職で突出した支援実績を持つ者
- コンサルファームでの実務経験を有する者
東京大学卒のBCG出身者が創業したプロフェッショナル集団でもあるので、業界にも精通しており、コンサルファームとの強固なネットワークも保有。
過去数千件の面接内容を分析した独自のハイクオリティな選考対策で、コンサル未経験者の転職をしっかりとサポートしてくれます。
累計支援実績1,000名以上(※)で、成功事例も豊富です。
「Japan Business Research」の調査では、理想のキャリアアップが期待できる点で95%(※)という高評価も獲得しています。
コンサルティング業界へ挑戦してみたい方にとって、MyVision(マイビジョン)を心強い存在と言えるでしょう。
※「MyVision(マイビジョン)」公式サイトより(2025年5月6日時点)
アクシスコンサルティング|長期的視点でキャリアを考えたい方におすすめ
- 現役コンサルタントの登録率が高い
- 全求人の約77%が非公開求人で貴重な求人紹介も受けられる(※)
- 長期的なキャリアサポートを実践
アクシスコンサルティングは、長期的視点でキャリアを考えたい方におすすめです。
平均支援期間が3年以上と、長期的な関係構築を重視している転職エージェントだからです。(※)
「今は転職する時期ではない」と判断した場合は、無理に転職を進めることなく、それぞれの人生設計に合わせたキャリア提案を行ってくれます。
また、100社を超えるPEファンドやVCとの取引実績により、コンサル卒業後のキャリアパスも含めた多様な選択肢の提案も可能です。
転職支援だけでなく、以下のような多様なキャリア形成をサポートしているのも、コンサル転職の選択肢を増やしてくれるでしょう。
- 独立支援
- フリーランスへの案件紹介
- 副業・兼業支援サービス「コンパスシェア」など
目先の転職だけでなく、その先のキャリアまで見据えている方は、ぜひアクシスコンサルティングに相談してみてください。
※「アクシスコンサルティング」公式サイトより(2025年5月6日時点)
JACリクルートメント|大手コンサルファームの非公開案件を多数保有
- 7年連続顧客満足度No.1の実績(※1)
- コンサル業界に特化した60名以上の専門コンサルタント在籍(※2)
- 経営層と築いた信頼関係による非公開求人を保有
JACリクルートメントは、大手コンサルファームの非公開案件を多数保有しています。
これまでの転職支援実績に裏付けられた、強固な企業ネットワークを持っているからです。
具体的には、次のような大手コンサルティングファームとの取引があります。
- Big4(PwC、EY、デロイト、KPMG)
- アビーム
- Ridgelinez
- ベイカレント
- IBM
- アクセンチュア
- BCGなど
英国での設立から約50年の歴史を持ち、日本では1988年の進出以降、約43万人(※2)の転職を支援してきた実績があります。
各ファームのパートナー層やCxOとも密なコミュニケーションを取っており、独自の案件の紹介も期待できます。
また、転職希望者の経験が活かせるポジションを、取引企業に提案する力があるのも特徴です。
希望する大手コンサルティングファームがある方は、JACリクルートメントに転職活動をサポートしてもらうといいでしょう。
(※1)2019~2025年 オリコン顧客満足度調査 ハイクラス・ミドルクラス転職 第一位
(※2)「JACリクルートメント」公式サイトより(2025年5月6日時点)
ASSIGN|コンサルティング業界を目指す若手におすすめ
- 若手ハイクラス人材の転職支援に強い
- コンサル業界の主要企業と取引あり
- 価値観重視のキャリアプランを設計してもらえる
コンサルティング業界を目指す若手には、ASSIGNがおすすめです。
若手ハイエンド人材に特化した転職エージェントで、「JAPAN HEADHUNTER AWARDS」のコンサルティング部門でMVPを受賞した経験もあります。(※)
ASSIGNの初回面談では、求人票の提案を行わず、転職希望者の「好き」で「得意」が詰まった価値観を丁寧にヒアリング。
目指す将来像から逆算したキャリアプランを、設計するアプローチを取っています。
また、転職希望者と採用企業の双方と直接やりとりする「両面型」の支援を採用しているのも特徴です。
企業の選考基準や入社後の業務内容、キャリアパスなどを把握したサポートは、的確なコンサル転職の選考対策にもつながっています。
さらに、転職後の定期的な面談やキャリア関連のセミナーなど、長期的なキャリア支援も若手からの評価を得ています。
価値観重視のキャリア設計や、転職後の支援も受けたい若手人材は、ぜひASSIGNをチェックしてみてください。
※「ASSIGN」公式サイトより(2025年5月6日時点)
リメディ|大幅な年収アップ転職を希望する方におすすめ
- 外資系コンサル出身のヘッドハンターがサポート
- 大幅な年収アップの実績あり
- 1営業日以内や深夜など迅速かつ柔軟に対応してもらえる
大幅な年収アップ転職を希望する方には、リメディがおすすめです。
「年収1,000万円以上の方が利用したいと思う転職エージェントNo.1(※)」を獲得するなど、ハイクラス転職に強く、実際に年収アップを実現した成功例も多数あります。
たとえば、次のような転職成功例があります。
転職前 | 転職後 |
---|---|
製造業/経営企画職(年収450万円) | 業界トップクラスの戦略コンサルファーム/シニアアソシエイト(年収1,080万円) |
また、リメディには外資系コンサル出身のヘッドハンターが多数在籍。
実体験に基づいた深い業界知識と選考ノウハウで、難易度の高い戦略コンサルファームへの内定獲得も実現しています。
コンサル業界への転職で年収アップを目指したい方は、リメディを押さえておくといいでしょう。
※2024年5月期_ブランドのイメージ調査(調査1~3) 調査機関: 日本マーケティングリサーチ機構 調査期間: 2024年3月4日~2024年5月21日 n数: 138(※調査3) 調査方法: Webアンケート 調査対象者: https://jmro.co.jp/r0161/ 備考: 本調査は個人のブランドに対するイメージを元にアンケートを実施し集計しております。/本ブランドの利用有無は聴取しておりません。/効果効能等や優位性を保証するものではございません。/競合2位との差は5%以上。
ムービンストラテジックキャリア|難関コンサルファームへの転職を徹底支援
- 日本初のコンサル業界特化型転職エージェント(※)
- 業界網羅率95%の圧倒的な求人紹介力(※)
- 大手コンサルファームの経営層とホットラインあり
難関コンサルファームへの転職を徹底支援してもらいたいなら、ムービンストラテジックキャリアがおすすめです。
「BCG」や「DTC」など、大手ファームにおける年間入社人数実績10年以上No.1を誇ります。(※)
日本初のコンサル業界特化型転職エージェントとして、1996年にBCG出身者によって設立され、29年以上にわたってノウハウを蓄積しているのも強みのひとつ。
過去に支援した方が「BCG」「ベイン」などの経営層に就いているため、通常では難しい選考ルートや直接交渉が可能な「ホットライン」も持っています。
さらに、コンサル業界へ転職した4人に1人が、ムービンストラテジックキャリアの支援で転職したという驚異的な実績も。(※)
業界トップクラスの内定実績や専門性の高い支援は、難関コンサルファームへの転職可能性も高めてもらえるので、ぜひ活用してみてください。
※「ムービンストラテジックキャリア」公式サイトより(2025年5月6日時点)
コンコードエグゼクティブグループ|コンサル業界から支持されている転職エージェント
- 日本ヘッドハンター大賞で初代MVPを受賞した実績
- 経営幹部との強固なネットワークによる特別紹介ルートあり
- 他エージェントで不合格でも内定獲得が目指せる
コンコードエグゼクティブグループは、コンサル業界から支持されている転職エージェントです。
人事責任者・採用担当者500名以上の投票に基づいて決定される、「日本ヘッドハンター大賞」でコンサルティング部門の初代MVPを受賞。
著名コンサルティングファームの経営幹部ともつながりがあり、「幹部ポジション」「チーム採用」「特急選考」のような特別案件の紹介も可能です。
外資系コンサルティングファーム出身者による実践的なケース面接対策に強みがあるのも特徴です。
他のエージェント経由では不合格となった候補者が、コンコード経由で再応募可能となり内定するケースも多数あります。
コンサル業界から支持されている転職エージェントをフル活用して、内定獲得を目指してみてはいかがでしょうか。
※「コンコードエグゼクティブグループ」公式サイトより(2025年5月6日時点)
エグゼクティブリンク|コンサル経験者のファーム間転職におすすめ
- 年間内定者数500名以上の圧倒的な実績(※)
- コンサルファーム間の転職支援に強い
- 多彩なバックグラウンドを持つアドバイザーがそろっている
コンサル経験者のファーム間転職には、エグゼクティブリンクがおすすめです。
年間内定者数500名以上の圧倒的な実績があり、コンサルファーム間の転職においては「ほぼ確実」と言えるほどの内定率を誇っています。(※)
また、アドバイザーの経歴が以下のようにバラエティに富んでいるのも特徴です。
- 戦略/総合ファーム
- 公認会計士
- 大手ITベンダー
- 金融機関など
各分野の専門的なサポートが受けられるのも強みと言えるでしょう。
未公開求人が全体の70%を占める(※)など、コンサルファームとの太いパイプによる独自案件の獲得にも成功しています。
圧倒的な内定実績を魅力に感じたコンサル経験者は、エグゼクティブリンクへサポートをお願いしてみてはいかがでしょうか。
※「エグゼクティブリンク」公式サイトより(2025年5月6日時点)
アンテロープキャリアコンサルティング|転職後も手厚いサポートが受けられる
- 20年以上にわたり金融・コンサルティング業界に特化
- 中立的なキャリアアドバイスがもらえる
- 特定領域に特化したコンサルタントがサポート
アンテロープキャリアコンサルティングなら、転職後も手厚いサポートが受けられます。
「スタートアップ・コーチング」という、無料の入社後支援サービスを提供しているからです。
新しい環境でのソフトランディングからハイパフォーマンスの発揮まで、長期的なキャリア構築をサポートしてくれます。
各コンサルタントが特定領域に特化するなど、コンサルティング業界特化型ならではの専門性の高さで、転職希望者に適したポジションを紹介。
また、「キャンディデート・ファースト」という転職者の長期的なキャリアを、最優先する理念を掲げているのも特徴です。
他社経由の内定が長期的視点で良いと判断すれば、そちらを推奨するなど、転職者の将来を考えた支援は、中立的で信頼度も高いでしょう。
転職後も含めた長期的な視点でのサポートを受けたい方は、アンテロープキャリアコンサルティングをぜひ活用してみてください。
※「アンテロープキャリアコンサルティング」公式サイトより(2025年5月6日時点)
リアルバリュー|コンサル業界での戦略的なキャリア支援をお願いしたい方におすすめ
- 戦略コンサル出身者による直接指導を受けられる
- リアルバリュー限定の選考対策テキストを提供
- 転職後の即戦力化サポート
リアルバリューは、ベインアンドカンパニー出身の西森大祐氏が創業した、戦略コンサル経験者が運営するキャリア支援会社です。
コンサル業界での戦略的なキャリア支援をお願いしたい方には、リアルバリューをおすすめします。
各分野の将来像まで見通した、長期的なキャリア全体の方向性を設計し、後悔のない転職を実現するためのアドバイスを行っているからです。
独立やフリーランスも見据えたキャリア設計など、幅広い選択肢についても専門的なアドバイスが受けられます。
さらに、新しい環境ですぐに活躍するためのスキルが身に付く、転職後の即戦力化サポートも提供。
戦略コンサル式仕事術とマインドセット研修を通じて、あらゆる業界・業務に通底するビジネスの基礎をスムーズに学べます。
「単なる転職先の紹介だけでは物足りない」という方は、リアルバリューへの登録を検討してみてはいかがでしょうか。
Beyond Career|少数精鋭で伴走型支援を行う転職エージェント
- ハンズオン型の1on1キャリアカウンセリングが受けられる
- 企業の経営層やCxOとの太いパイプあり
- 経験豊富なシニアスタッフが面接対策を担当
Beyond Careerは、少数精鋭で伴走型支援を行う転職エージェントです。
転職は「ゴール」ではなく自己実現のための一手段と捉え、候補者一人ひとりの異なる経験や価値観に合わせた支援を行っています。
少数精鋭だからこそ可能な、ハンズオン型の1on1キャリアカウンセリングにより、中長期的なキャリアビジョンの設計を重視。
10年以上にわたり、国内外の「コンサルティングファーム」「IT企業」「メガベンチャー」から信頼を得てきた実績があるのも強みです。
企業のボードメンバーや採用責任者との強固なリレーションシップを活かし、非公開情報を含む、多角的な情報をもとにしたアドバイスも受けられます。
共にコンサル業界への転職活動に臨んでくれるような支援を受けたい方には、マッチしたサービスだと言えるでしょう。
コトラ|コンサルファームの幅広い選択肢を求める方におすすめ
- 取引先企業数が多く求人も充実している
- 取り扱い案件の約80%が非公開求人(※)
- 「コトラ価値観診断」を活用できる
コンサルファームの幅広い選択肢を求める方には、コトラをおすすめします。
コトラは約400社のファームとネットワークを持つ、「金融」「コンサル」「経営幹部」に特化した転職エージェントです。(※)
ネットワークの強みは、以下の数字にも表れています。
- 有効求人企業数1,800社(※)
- 有効求人数27,000件(※)
豊富な求人案件の中から、転職希望者の経験やスキル、希望をもとに適性に合ったポジションを紹介。
コンサルファームの内部事情や採用基準を熟知しており、企業のカルチャーや面接官の特徴を踏まえた上での面接アドバイスも提供しています。
また、コトラ独自の「コトラ価値観診断」というツールを利用すれば、自分の価値観や強みを25項目から分析することも可能です。
さらに「職業紹介優良事業者認定」や「プライバシーマーク認証」も取得。
初めての転職エージェント利用で不安を抱いている方も、コトラなら安心して利用できるでしょう。
※「コトラ」公式サイトより(2025年5月6日時点)
領域&転職先タイプ別にコンサル業界に強いおすすめ転職エージェントを紹介
コンサルタントの領域&転職先のタイプ別に、コンサル業界に強い転職エージェントを紹介します。
幅広い選択肢があるので、ぜひ希望に合った条件のおすすめをチェックしてみてください。
戦略コンサルタントへの転職におすすめの転職エージェント・サイト
戦略コンサルタントへの転職を目指す方には、「リアルバリュー」「アンテロープキャリアコンサルティング」がおすすめです。
世界的な戦略コンサルファーム出身者が設立したリアルバリューは、経験者だからこそ提供できる具体的な成功パターンや選考対策ノウハウに強みを持っています。
アンテロープキャリアコンサルティングは、大手戦略コンサルと深いつながりがあり、「アンテロープからの推薦なら」と信頼される関係性を活かした支援が特徴です。
戦略コンサルティングへの転職は難易度が高い分野だけに、専門性の高い転職エージェントの支援は欠かせません。
以下におすすめ理由も紹介しているので、チェックしてみてください。
サービス名 | おすすめ理由 |
---|---|
リアルバリュー | 独自の選考対策テキストや模擬面接で戦略コンサル転職を徹底サポート |
アンテロープキャリアコンサルティング | 転職者優先の支援を受けながら戦略コンサルの転職を目指せる |
ITコンサルタントへの転職におすすめの転職エージェント・サイト
ITコンサルタントへの転職を目指す方には、「Beyond Career」「ムービンストラテジックキャリア」「レバテックキャリア」をおすすめします。
IT/デジタル領域に特化したBeyond Careerは、ブティック系ITコンサルティングファームとの取引実績が豊富です。
Big4系の外資系総合コンサルファームで、テクノロジー領域に携わっていたコンサルタントも在籍しています。
ムービンストラテジックキャリアでは、企業のデジタル戦略やテクノロジー活用に関わるコンサルタント案件を多数取り扱っています。
レバテックキャリアはITエンジニアに特化した転職エージェントで、エンジニア経験が活かせるITコンサルタントを目指すことが可能です。
「システムコンサルタント」や「ERPコンサルタント」など、技術基盤を持ったコンサルタント案件に強みを持っているのも特徴のひとつ。
デジタル化が急速に進む現在、ITコンサルタントの需要は高まっているので、IT分野に専門性を持つ転職エージェント選びがポイントと言えるでしょう。
サービス名 | おすすめ理由 |
---|---|
Beyond Career | 「WEB3.0」や「エッジAI」など先端領域の支援実績あり |
ムービンストラテジックキャリア | デジタル戦略コンサルタント案件を多数保有 |
レバテックキャリア | 技術力を活かしたコンサル職へのキャリア転換をサポート |
人事・組織コンサルタントへの転職におすすめの転職エージェント・サイト
人事・組織コンサルタントへの転職を目指す方には、「コトラ」「ビズリーチ」「JACリクルートメント」がおすすめです。
コトラでは「コトラ HRプロフェッショナル」というサービスを提供しており、人事分野に関する多岐にわたる分野での案件紹介に強みを持っています。
ヘッドハンターからの高年収スカウトも期待できるビズリーチは、ハイクラス人事コンサルタント案件と出会えるチャンスもあるでしょう。
JACリクルートメントは、外資系人事コンサルティングファームの求人が豊富で、グローバルな人事戦略や組織開発に関わる求人紹介を得意としています。
以下に各社のおすすめ理由も紹介しているので、自分のバックグラウンドや志向性に合わせて活用してみてください。
サービス名 | おすすめ理由 |
---|---|
コトラ | 「人的資本経営コンソーシアム」に所属し、人事・組織領域のネットワークも豊富 |
ビズリーチ | ハイクラス案件に強く人事・組織コンサルの年収アップ転職も狙える |
JACリクルートメント | 「組織・人事コンサルタント」専門のアドバイザー在籍 |
財務・会計コンサルタントへの転職におすすめの転職エージェント・サイト
財務・会計コンサルタントへの転職を目指す方には、「MS-Japan」「プロフェッショナルバンク」がおすすめです。
MS-Japanは会計士や税理士など、財務会計領域の資格保有者に特化した転職エージェントで、Big4をはじめとする監査法人や会計コンサルファームへの転職支援実績も多数あります。
プロフェッショナルバンクは、財務・経理のポジションを得意としたヘッドハンターが在籍しており、M&Aアドバイザリーや財務コンサルティングなどの専門領域に強いです。
スキルと経験が評価してもらえる転職先を見つけるためにも、財務・会計分野に精通した担当者が在籍しているかチェックしましょう。
以下のおすすめ理由も参考にしてみてください。
サービス名 | おすすめ理由 |
---|---|
MS-Japan | 財務会計の専門知識を持つキャリアアドバイザー在籍 |
プロフェッショナルバンク | 公認会計士やMBA保持者のキャリア支援に定評あり |
業務改革・BPRコンサルタントへの転職におすすめの転職エージェント・サイト
業務改革・BPRコンサルタントへの転職を目指す方には、「Beyond Career」「コンコードエグゼクティブグループ」がおすすめです。
Beyond Careerは、業務改革にDX要素を取り入れた、次世代型のコンサルティングファームへの転職支援に強みを持っています。
コンコードエグゼクティブグループは、業務改革・BPR領域に強みを持つ大手コンサルファームとの太いパイプが魅力の転職エージェントです。
業務改革・BPRコンサルタントの転職では、プロジェクト経験を有効に活かすアピールが重要となります。
ぜひ、以下のおすすめ理由も参考に、転職エージェントの活用を検討してみてください。
サービス名 | おすすめ理由 |
---|---|
Beyond Career | 最新のIT・デジタル分野の知見を活かしたサポートが受けられる |
コンコードエグゼクティブグループ | 業務改革・BPR領域の専門コンサルタントへ長期的なキャリア構築について相談できる |
外資系コンサルティングファームへの転職におすすめの転職エージェント・サイト
外資系コンサルティングファームへの転職を目指す方には「アンテロープキャリアコンサルティング」「コトラ」「MyVision」がおすすめです。
アンテロープキャリアコンサルティングには、元外資系コンサルタントがキャリアアドバイザーとして在籍しており、「ケース面接対策」や「英語面接対策」に強みがあります。
コトラでも外資系コンサルファームの案件を取り扱っていますが、多くが非公開求人となっているので、まずは相談してみてください。
外資系コンサルファーム出身者も在籍しているMyVisionは、外資系ファームへの転職支援実績も豊富です。
外資系コンサルティングファームの選考は難易度が高いだけに、内定獲得のためにも質の高いサポートは欠かせません。
おすすめ理由もチェックしながら、外資系コンサルファームの転職を支援してもらいましょう。
サービス名 | おすすめ理由 |
---|---|
アンテロープキャリアコンサルティング | BCGやデロイトなど200社以上とのネットワークあり |
コトラ | 非公開求人でしか手に入らない外資系コンサルファームの案件が豊富 |
MyVision | 未経験から経験者まで幅広く外資系コンサルタントの転職を支援 |
大手日系コンサルティングファームへの転職におすすめの転職エージェント・サイト
大手日系コンサルティングファームへの転職を目指す方には「JACリクルートメント」「リクルートエージェント」「Beyond Career」がおすすめです。
JACリクルートメントは、日系大手企業の管理部門やコーポレートスタッフ、コンサルタント向けの転職支援に強く、日系コンサルファームにも精通。
転職エージェント業界トップクラスのリクルートエージェントは、大手からブティックまで幅広い日系コンサルファームとの取引関係があります。
IT・デジタル領域に特化したBeyond Careerなら、デジタル分野に力を入れる日系コンサルファームへの転職を目指せるでしょう。
日系コンサルファームは外資系と比較して選考がやや緩やかなケースも多く、異業種からの転職も比較的受け入れる傾向があります。
以下のおすすめ理由を参考に、自分の強みがアピールできる転職エージェントを選ぶといいでしょう。
サービス名 | おすすめ理由 |
---|---|
JACリクルートメント | ミドルからハイクラスの転職支援に強い |
リクルートエージェント | 未経験からの日系コンサル転職もサポート |
Beyond Career | IT分野の日系コンサルファーム案件が豊富 |
ブティック系コンサルティングファームへの転職におすすめの転職エージェント・サイト
ブティック系コンサルファームへの転職を目指す方には、「ビズリーチ」「エグゼクティブリンク」「en world(エンワールド)」がおすすめです。
ビズリーチなら、一般的な転職サイトでは見つけにくい、特化型のブティック系コンサルファームからのスカウトを受け取れます。
外資系・日系問わず、専門性の高いブティック系ファームとの太いパイプがあるのはエグゼクティブリンクです。
特に「金融」「不動産」「IT」など、特定分野に強みを持つファームへの転職支援に実績があります。
en world(エンワールド)は、グローバル展開するブティック系コンサルファームとの取引が豊富で、比較的規模の小さな外資系を目指したい人に向いているでしょう。
サービス名 | おすすめ理由 |
---|---|
ビズリーチ | 専門性を評価してくれるファームとのマッチングに期待できる |
エグゼクティブリンク | 優良ブティック系ファームの情報を提供してもらえる |
en world(エンワールド) | 英語力を活かした専門特化型ファームへの転職支援に強い |
副業・フリーランスコンサルタントを目指す方におすすめの転職エージェント・サイト
副業・フリーランスコンサルタントを目指す方には、「プロフェッショナルバンク」「Midworks」「Bizlink」がおすすめです。
プロフェッショナルバンクには、プロフェッショナル人材の兼業やフリーランスの就業を支援する「プロインタラムサービス」があります。
フリーランスエンジニア向けサービスのMidworksには、DX支援やIT戦略コンサルティングなどの案件から、週2~3日程度の副業案件などが充実。
プロジェクト単位のIT系コンサル案件を専門としているBizlinkなら、副業やフリーランスが初めての方も挑戦しやすいでしょう。
働き方の多様化が進む現在、コンサルタントもライフスタイルに合わせた選択肢が増えています。
以下におすすめ理由も紹介しているので、専門性や希望とマッチするサービスをチェックしてみてください。
サービス名 | おすすめ理由 |
---|---|
プロフェッショナルバンク | コンサルファーム出身者向けフリーランス案件が豊富 |
Midworks | リモートワーク可能な案件が多い |
Bizlink | 企業の経営課題解決に関わる短期集中型プロジェクトあり |
コンサルティング業界に強い転職エージェントの魅力
コンサルティング業界の転職活動には外せない転職エージェント。
なぜ、活用したほうがいいのか、コンサル業界に強い転職エージェントの魅力を紹介します。
それぞれ詳しく解説するので、参考にしてみてください。
魅力その1、コンサルタントのキャリア戦略が明確に設計できる
コンサルティング業界に強い転職エージェントを利用すれば、コンサルタントとしてのキャリア戦略を明確に設計できるでしょう。
独特のキャリアパスがあるコンサル業界に詳しい担当者が、各ファームの違いや将来のキャリアオプションについてアドバイスを受けられます。
コンサルタントのキャリアパスは以下のように多様な選択肢があり、それぞれの特徴を理解した上で戦略を立てることが重要です。
キャリアパス | 特徴とメリット |
---|---|
戦略系コンサル |
【特徴】 【メリット】 |
総合系コンサル |
【特徴】 【メリット】 |
特化型コンサル |
【特徴】 【メリット】 |
事業会社転職 |
【特徴】 【メリット】 |
コンサルティング業界への転職を考える際は、単なる転職支援ではなく、「キャリア戦略」の設計を重視しているサービス選びがポイントです。
「MyVision」や「コンコードエグゼクティブグループ」は、長期的なキャリアビジョンに基づいた転職支援を行っているので、ぜひ相談してみてください。
魅力その2、コンサル業界特有の選考に対応した本格的な対策が受けられる
コンサル業界特有の選考に対応した本格的な対策が受けられるのも、コンサルタント業界に強い転職エージェントを利用する魅力です。
他業界とは大きく異なるコンサル業界の選考は、事前に十分な準備をしなければ対応が難しいため、サポートしてもられるのは大きいでしょう。
具体的には次のような選考ステップがあり、それぞれの特徴も違えば、必要な対策も多岐にわたります。
選考ステップ | 特徴と必要な対策 |
---|---|
ケース面接 | 【特徴】 特定のビジネス課題について、思考の流れを把握するための面接形式。 【必要な対策】 |
フェルミ推定 | 【特徴】 具体的なデータがない中で論理的に数値を推定する問題。 【必要な対策】 |
グループディスカッション | 【特徴】 複数の応募者で課題解決を行い、チームワークを評価。 【必要な対策】 |
プレゼンテーション | 【特徴】 与えられた課題について短時間で分析・提案する。 【必要な対策】 |
英語面接 | 【特徴】 外資系ファームを中心に実施される英語でのケース面接や一般面接。 【必要な対策】 |
とくにコンサル面接で押さえておきたいのが「ケース面接」です。
コンサル業界に強い転職エージェントには、コンサル経験者も在籍しており、具体的な成功パターンや対策ノウハウを提供してもらえます。
コンサルタントの転職を目指すなら、専門的な選考対策を受けるのがおすすめです。
魅力その3、コンサル業界の実態や最新動向を把握できる
コンサルティング業界に強い転職エージェントの利用は、業界の実態や最新動向を把握するのにも使えます。
コンサルタント経験者である担当者から、リアルな業界情報を入手できるからです。
たとえば、次のような情報を担当者から得られるでしょう。
提供される情報 | 具体的な内容 |
---|---|
プロジェクト実態 | 実際のプロジェクト内容、クライアントとの関係性、成果物の品質基準 |
ワークライフバランス | 残業時間、休日出勤の頻度、リモートワーク可能性、海外出張の有無 |
評価・昇進制度 | 実際の評価基準、昇進スピード、Up or Outの厳しさ、離職率 |
組織文化 | チーム構成、管理体制、価値観、コミュニケーションスタイル |
業界動向 | 各ファームの戦略変更、M&A、新規事業展開、採用方針の変化 |
コンサルファームの採用担当者やパートナーと密にコミュニケーションを取り、業界内の動きをリアルタイムで把握しているので、常に最新の情報を提供してもらえます。
とくに最新のトレンド情報は、転職活動を有利に進めるためにも押さえておきたいポイントです。
表面的な情報だけでなく、内部の実態や動向など、さまざまな情報に基づいた転職判断を心がけてみてください。
魅力その4、コンサル業界未経験からでも挑戦できる
コンサルティング業界に強い転職エージェントを使えば、業界未経験でも挑戦できます。
業界未経験者に向けた手厚いサポートを、各社用意しているからです。
具体的なサポート内容を、未経験者の課題ごとにピックアップしてみました。
未経験者の課題 | 転職エージェントのサポートと期待できる効果 |
---|---|
業界理解の浅さ | 【サポート内容】 各ファームの特性、業務内容、求める人材像の詳細な解説。 【期待できる効果】 |
スキルのアピール方法 | 【サポート内容】 経験の棚卸しと再構成、コンサル業務との関連付け。 【期待できる効果】 |
選考対策の不足 | 【サポート内容】 ケース面接対策、フレームワーク習得サポート、模擬面接。 【期待できる効果】 |
職務経歴書の書き方 | 【サポート内容】 コンサル視点での経歴書添削、強みの可視化。 【期待できる効果】 |
ターゲット選定 | 【サポート内容】 未経験者に門戸を開いているファームの紹介、特別ルートの活用。 【期待できる効果】 |
適切な準備と強みのアピール方法をサポートしてもらえば、十分に挑戦の余地があります。
次の2社は未経験からの転職実績が豊富です。
コンサル業界に強い転職江エージェント | 未経験からの転職割合 |
---|---|
MyVision | 7割(※1) |
ムービンストラテジックキャリア | 8割超(※2) |
(※1)「MyVision」公式サイトより(2025年5月6日時点)
(※2)「ムービンストラテジックキャリア」公式サイトより(2025年5月6日時点)
実は経験がなくても、専門性と汎用的スキルがあれば転職可能なコンサル業界。
転職エージェントを活用しながら目指すのがおすすめです。
魅力その5、コンサルファームの採用決定権者へ直接アピールしてもらえる
コンサル業界に強い転職エージェントを利用すると、採用決定権者へ直接アピールしてもらえます。
長年の実績と信頼関係により、コンサルファームのパートナーや採用責任者と強固な関係性を築いているからです。
一般応募では埋もれてしまう可能性のある候補者であっても、魅力を直接伝えてもらえ、一部の選考過程が省略されることも。
また、担当者が推薦してくれることで、信頼にもつながり、評価にも好影響を与えてくれるでしょう。
他にも転職エージェントの担当者と採用決定権者のつながりは、以下のようなメリットももたらしてくれます。
- 過去に不採用となった企業への再応募が可能になる
- 直接交渉を行ってもらうことで条件改善につながる
担当者のコネクションをフル活用して、コンサル転職を有利に進めていきましょう。
コンサルティング業界に強い転職エージェントの注意点
コンサルタントの転職活動には、転職エージェントは欠かせませんと紹介してきましたが、次のような注意点もあります。
注意点の具体的な内容と、なぜ注意が必要なのかを解説しているので、理解した上で転職エージェントを検討してみてください。
注意点その1、特定のコンサルファームに誘導される可能性がある
コンサル業界に強い転職エージェントを利用すると、特定ファームに誘導される可能性があります。
特定のコンサルファームと、より強い取引関係を持っている場合があるからです。
たとえば、次のようなケースが該当します。
- 高い紹介手数料が設定
- 採用ノルマを課せられている
- 過去の採用実績が豊富でファームとの関係が深い
- 該当コンサルファーム出身者が転職エージェントに在籍している
そのため、特定のコンサルファームから採用依頼が集中すると、「今は採用に積極的」「内定が出やすい時期」などの理由で、希望していないファームへの応募をすすめられることも。
もし、特定ファームへの誘導を感じたら、以下の表をチェックして対応してみてください。
誘導パターンと言い回し例 | 求職者が取るべき対応 |
---|---|
■業界内での位置づけの偏った説明 例)「このファームは業界内で成長している」「将来性が高い」 |
複数のエージェントから同じ評価を得ているか確認する |
■特定ファームの業務内容の美化 例)「戦略から実行までワンストップ」「最先端プロジェクトが多い」 |
具体的なプロジェクト事例や実際の業務割合を質問する |
■希望条件との不一致の軽視 例)「今はここで経験を積んで、後にキャリアアップすればいい」 |
自分のキャリアプランとの整合性を冷静に判断する |
■他ファームの過度な批判 例)「○○社は離職率が高い」「○○ファームはもう成長が止まっている」 |
具体的なデータや根拠を求め、複数の情報源と比較する |
■応募の焦らし 例)「今月中に決めないと採用枠がなくなる」「このポジションはすぐ埋まる」 |
本当に期限があるのか確認し、焦って決断しない |
過度な誘導が心配な方は、アンテロープキャリアコンサルティングのような「転職者の長期的なキャリアを最優先する」理念を明確にしているエージェントを選ぶのもいいでしょう。
注意点その2、中小ファームの選択肢が少ない転職エージェントも多い
コンサル業界に強い転職エージェントの中には、中小ファームの求人が少ないところもあります。
取引量や成功報酬の高い大手ファームとの関係構築に注力する傾向があるからです。
各社の公式サイトには、取引実績としてBig4をはじめとした有名コンサルファームの名前を中心に掲載されています。
そのため、中小規模のブティックファームや専門特化型のコンサルティングファームとの取引が少ない、もしくは取引関係がないケースも。
また、中小ファームの案件が少ない背景には、以下のような理由が考えられます。
- 採用数が少なく、転職エージェントとの関係構築が進みにくい。
- 独自のリファラル採用やダイレクトリクルーティングを重視している。
- 紹介手数料が低く転職エージェントの収益性が低い。
中小ファームへの転職を希望する方は、次のような転職活動の方法も取り入れてみてはいかがでしょうか。
- 転職サイトのスカウト
- コンサルティングファーム専門のキャリアフォーラムなど
転職エージェントとの併用で、大手以外の隠れた優良ファームとの出会いの可能性を広げることもできるでしょう。
注意点その3、コンサルタントとしてのキャリア選択を見失う可能性もある
コンサル業界に強い転職エージェントの利用は、コンサルタントとしてキャリア選択を見失ってしまうこともあります。
専門知識をもとにした意見や提案に依存しすぎることで、自分自身で意思決定する能力が低下してしまうからです。
その結果、他者主導のキャリア形成になってしまう可能性が。
以下は自己決定権が弱まる主な要因や影響の例です。
- 担当者からの情報や提案を鵜呑みにし、自ら検証しないため、ミスマッチが生じる。
- 「プロのアドバイスだから」と心理的に依存し、自身のキャリアに対して当事者意識が低下する。
- 目標設定を担当者任せにし、内発的動機づけの低下や、キャリア形成の主体性喪失を招く。
コンサルティング業界への転職を検討する際は、転職エージェントを「情報提供者」「アドバイザー」としての役割に位置づけることが大切です。
そして、最終的な意思決定の主体は「常に自分自身である」という意識を強く持つようにしましょう。
注意点その4、適性のない分野への転職をすすめられることもある
コンサル業界に強い転職エージェントを利用しても、適性のない分野への転職をすすめられることがあります。
転職エージェントは基本的に、転職が成立しなければ収入が発生しない成功報酬型のビジネスモデルだからです。
コンサルティング業界では分野ごとに求められる適性が異なるため、適性評価を正確に行わなければいけません。
とくに戦略系と業務系、IT系などでは求められるスキルセットや働き方も大きく違ってきます。
しかし、求職者の適性や長期的な成功可能性よりも、目先の転職成立を優先されてしまうと、転職しても仕事が合わず退職してしまうことにもなりかねません。
コンサル業界に強いと言っても、すべての転職エージェントが適性を厳格に見極めてくれたり、無理な転職を止めてくれたりするわけではないので注意が必要です。
可能であれば、現役コンサルタントとの情報交換の機会を設け、現実的な業務イメージと自分の適性の整合性を第三者の視点から確認してみてください。
コンサルティング業界に強い転職エージェント・サイトの見極め方のコツ
コンサルティング業界に特化しているサービスを選ぶ方も多いですが、プラスして以下の見極め方のコツも取り入れてみてください。
たくさんある転職エージェント・サイトから、あなたに合ったサービスを選べるでしょう。
見極めるコツ1、コンサル出身者が在籍しているか確認する
コンサル出身の担当者が在籍している転職エージェントを選びましょう。
コンサルティング業界特有の、リアルな業界知見を活かした転職支援が受けられるからです。
とくに担当者が以下の内容を熟知していなければ、内定がもらえなかったりミスマッチが生じたりと、コンサル転職の失敗にもつながってしまいます。
- 選考基準
- 企業文化
- 業務内容
コンサル経験のない担当者の場合、表面的なアドバイスに終始してしまい、選考の核心部分や入社後のリアルな働き方についての的確なサポートを得られないことも。
コンサル出身者が在籍しているかを確認する際は、以下のポイントをチェックしてみてください。
確認ポイント | 具体的な確認方法 |
---|---|
公式サイトのコンサルタント紹介 | 経歴に明確にコンサル経験の記載があるか |
担当コンサルタントの前職 | 初回面談時に経歴を直接質問する |
LinkedIn等のプロフィール | 担当者名で検索し経歴を確認する |
コンサル特有の知識 | 業界固有の専門用語や実務知識を質問 |
ケース面接への理解度 | 選考対策の具体性と深さを確認 |
「登録したのにコンサル経験者がいなかった」とならいよう、あらかじめ利用を検討している転職エージェントの公式サイトで担当者のプロフィールを確認しましょう。
注意したいのは、「コンサル業界担当」と「コンサル経験者」は別なことです。
転職エージェントでの担当経験ではなく、コンサル実務経験の有無をしっかり確認してみてください。
見極めるコツ2、コンサルファームとのネットワークを調べる
転職エージェントを選ぶ際は、コンサルファームとのネットワークを調べることも大切です。
表面的な「取引社数」だけでなく、採用責任者や経営層との関係性の深さによって、非公開求人の質や選考時の推薦力に大きな違いが生まれるからです。
たとえば、コトラでは「コンサル・監査法人約400社との取引実績」と具体的な数字を挙げており、コンサル業界における幅広いネットワークを持っていることがわかります。
さらに「全取り扱い案件の約80%が非公開案件」と明記しており、公開情報だけではアクセスできない貴重な求人情報を、多数保有していることを示しています。
上記のことからコトラは、単なる量的な広さだけでなく、「採用企業との強い連携」を活かした質的な深さも備えていると判断できるでしょう。
転職エージェントのネットワークの広さと深さを見極めるポイントは以下の通りです。
- 取引社数は単なる登録数ではなく、実際に案件を紹介している社数か
- 多様なファームとの取引があるか
- 人事部門だけでなく、実際の採用権限を持つパートナー層との関係はあるか
- 一般公開されていない魅力的なポジションの案件を保有しているか
- 特定の転職エージェントのみが扱える独占求人は存在するか
公式サイトや実際に利用した人の口コミ、初回面談で質問するなどしてチェックしてみるといいでしょう。
見極めるコツ3、初回面談の内容でサポートを依頼するか判断する
転職エージェントとの初回面談の内容でサポートを依頼するか判断するのもおすすめです。
担当者のコンサル業界への理解度がわかり、転職支援の質もある程度は予測できるからです。
面談では、以下のような点を確認できます。
- 専門性
- ヒアリング能力
- 提案力
キャリアビジョンの議論ができるかや、各ファームの特徴や文化の詳細な説明が可できるかなど、担当者の実力や姿勢をしっかり見極めましょう。
判断が難しいと感じた場合は、複数の転職エージェントと初回面談を行うのも方法のひとつです。
比較することで、サポート力だけでなく相性の良し悪しも見えてくるでしょう。
見極めるコツ4、質の高い応募書類の添削が行われているかチェックする
職務経歴書や履歴書など、応募書類の添削の質が高いかをチェックしましょう。
コンサル業界では、経験やスキルの「見せ方」によって、書類選考の通過率が大きく変わるからです。
そのため、多くのコンサル業界に強い転職エージェントでは、応募書類の添削・作成サポートを提供しています。
ただし、内容や質は各社で異なるため、見極めることが大切です。
以下に、質の高い応募書類の添削・作成サポートを判断するためのポイントを紹介するので参考にしてみてください。
添削の質を判断する要素 | 高品質な添削の特徴 | 低品質な添削の兆候 |
---|---|---|
コンサル業界特有の表現 | 成果を数値化し、問題解決フローを明確化 | 一般的な職務経歴書の形式のみを修正 |
ファーム別のカスタマイズ | 応募ファームの価値観や求める人材像に合わせた修正 | 全社共通のテンプレートを使用 |
ロジカルシンキングの可視化 | 経験からの分析力・論理的思考力の抽出と強調 | 経験の羅列のみで思考の流れが見えない |
修正理由の説明 | なぜその修正が効果的かを論理的に説明 | 「こちらの方が良い」という曖昧な理由 |
具体的成功事例の共有 | 過去の添削で内定につながった事例を紹介 | 成功事例や根拠の提示がない |
初回面談時に過去の添削事例を見せてもらうか、一部だけでも実際に添削してもらって評価することをおすすめします。
コンサルティング業界に強い転職エージェント・サイトの利用前に準備しておきたいこと
転職エージェント・サイトになんとなく登録するだけでは、コンサルタントの転職活動がうまくいかない可能性もあります。
そこで、転職を成功させるために、コンサルティング業界に強い転職エージェント・サイトの利用前に準備しておきたいことを紹介します。
登録前にぜひ取り組んでみてください。
準備1:自己分析でコンサル転職の軸を明確にする
まずは、自己分析でコンサル転職の軸を明確にしておきましょう。
漠然と「コンサルタントになりたい」と考えるだけでは、転職エージェントも的確な支援ができません。
具体的に整理しておくべきポイントは次の通りです。
- なぜコンサルタントになりたいのか(転職動機)
- どのような領域のコンサルタントを目指すのか
- 自分の強みとなるスキル・経験は何か
- キャリアプランの中でコンサルタント経験をどう位置づけるか
- 希望する働き方や年収はどのくらいか
とくに押さえておきたいポイントについて解説します。
転職エージェントに相談すれば、強みとなるスキルや経験、市場価値についてアドバイスをもらえます。
しかし、あらかじめ自分でも整理しておくことが大切です。
「なりたいコンサルタント像」と「現在の自分」とのギャップも明確になり、転職の実現可能性も見極められるでしょう。
以下を参考に、強みを棚卸ししてみてください。
要素 | コンサル転職での重要性 |
---|---|
学歴・職歴 | とくに外資系ファームでは選考の初期段階で重視されることが多い |
実務経験 | 業界知識やプロジェクト経験は強いアピールポイントになる |
語学力 | 外資系では必須、日系でもグローバル案件に関わる場合は重要 |
専門性 | DXやAI、サステナビリティなど注目領域の専門知識は価値が高い |
資格 | MBA、中小企業診断士、公認会計士などは評価される |
「戦略」「総合」「事業再生」など、コンサルの領域は非常に幅広いです。
業界の最新動向を知ることで、目指したい領域が見えてくることもあるでしょう。
また、いろいろ調べていく中で、自分自身の立ち位置や方向性を考えるヒントが得られることも。
リサーチ方法として、次のようなアプローチがあります。
- 各コンサルティングファームの公式サイトやSNSをチェック
- 業界専門メディアやニュースレターを定期購読する
- コンサルタント経験者のブログや書籍を読む
- 転職エージェントが開催するセミナーに参加する
- LinkedIn上でコンサルタントとつながり、情報収集する
以下の具体的なリサーチ内容も参考にしてみてください。
カテゴリー | リサーチ内容 |
---|---|
業界動向 | 国内外のM&A状況、成長領域、新規参入企業など |
各ファームの特徴 | 得意分野、クライアント層、組織文化、評価制度など |
デジタル化の影響 | AIやデータアナリティクスの活用状況、DX支援の実態 |
報酬水準 | 各ファームの報酬体系、役職別年収相場 |
キャリアパス | 昇進スピード、ポストコンサルのキャリア選択肢 |
準備2:タイプの違う転職エージェント・サイトをいくつか検討する
登録する前に、タイプの違う転職エージェント・サイトをいくつか検討しておくといいでしょう。
それぞれ強みと弱みがあるため、1社だけでは出会える求人に限りがあります。
コンサル転職の場合、以下のような転職エージェント・サイトのタイプがあり、活用目的も変わってきます。
転職エージェント・サイトのタイプ | 活用目的 |
---|---|
コンサル特化型転職エージェント | 専門性の高い支援と非公開求人の紹介 |
大手総合型転職エージェント | 幅広い求人情報と基本的なサポート |
外資系特化型転職エージェント | 外資系ファームへの転職支援 |
スカウト型転職サイト | 自分では見つけにくい求人との出会い |
たとえば、「コンサル特化型転職エージェント」と「スカウト型転職サイト」の組み合わせを検討するなどです。
目的に応じていろいろなタイプの転職エージェント・サイトを活用すれば、選択肢の幅も広がるでしょう。
ただし、複数のサービスを利用する際は、以下の点に注意することが大切です。
- 同じ求人に複数の転職エージェント・サイトから応募しないよう管理する
- 転職の軸や希望条件は一貫性を持たせる
- 情報管理を徹底し、どのエージェントからどの情報を得たか整理する
- 質の高い担当者には優先的に時間を割り当てる
- 自分に合わないと感じた担当者は早めに関係を整理する
また、検討したすべてのサービスに一斉に登録するのは避けましょう。
とくにコンサル業界に強い転職エージェントは、面談などでじっくり時間をかけるケースが多く、複数社を同時に使いこなすのは大変です。
コンサルティング業界に強い転職エージェント・サイトよくある質問集
コンサルティング業界に強い転職得エージェント・サイトを利用する際、以下のような疑問を抱いたことはないでしょうか。
コンサル転職を目指す方からよくある質問にQ&A形式で回答しているので、気になる内容があればチェックしてみてください。
Q.コンサル転職で重視される経験・スキルは何ですか?
A.「論理的思考力」「ビジネス分析力」「コミュニケーション能力」の3つがとくに重視されます。
コンサルタントの本質的な仕事は、複雑な経営課題を構造化し、データに基づいた分析を行い、クライアントに対して説得力のある解決策を提示することです。
他にも、「データ分析力」「プロジェクト管理能力」「ツール操作スキル」といったスキルも求められますが、これらは入社後に習得可能です。
優先されるのは、基礎となる思考力やコミュニケーション力なので、アピールできるエピソードを準備しておくといいでしょう。
Q.コンサルティング業界の転職で面接対策はどの程度重要ですか?
A.合否を左右する重要要素で、対策次第で内定獲得率も大きく変わってきます。
とくに戦略系や外資系コンサルファームでは、「ケース面接」という特殊な選考方法が採用されています。
面接対策を行わないと、論理的思考力や問題解決能力を適切にアピールすることが難しく、実力があっても内定を逃してしまう可能性が高いです。
また、コンサルファームの種類によって面接対策の重点も異なります。
コンサルティング業界への転職を目指す場合は、応募書類の準備と並行して、早い段階から面接対策に十分な時間を確保するのがおすすめです。
一般的には短くても1ヶ月、理想的には2〜3ヶ月の準備期間を設け、転職エージェントのサポートを活用しながら準備しましょう。
Q.コンサルティングファームへの転職におすすめの時期はありますか?
A. 「4月〜6月」と「9月〜11月」の2つの時期が比較的有利でしょう。
コンサルティングファームの多くは4月と10月に採用枠を設定しており、採用活動が活発になる時期です。
年度予算の策定時期や繁忙期の終了後に人員補強の検討が行われるのも上記の時期となります。
また、コンサルティングファームの種類によっても、転職市場が活性化する時期は異なります。
以下は、外資系と日系コンサルファームの採用活動が活発になる時期です。
コンサルファームの種類 | 転職市場が活発になる時期 |
---|---|
外資系コンサルファーム | 米国本社の決算期直後の10月~11月 |
日系コンサルファーム | 4月入社を目指した採用が増える10月〜1月 |
「9月〜11月」を中心に、年度計画の実行フェーズに入り、必要な人材の補強を検討し始める企業が増える、ゴールデンウイーク明けなども検討してみるといいでしょう。
優秀な人材の採用は通年で行われているため、理想的なポジションが見つかった場合は、時期にこだわらず積極的にチャレンジすることも大切です。
年末年始や夏季休暇シーズンなど採用担当者が不在になりがちな時期は避けるのがおすすめです。
Q.年齢によってはコンサル転職の難易度が上がりますか?
A.一般的に40歳以上になると難易度は上がりますが、専門性や経験によってはシニア人材の需要もあります。
コンサルティング業界はクライアントに価値提供できる専門知識と実績が最も重視される業界であり、大手ファームの中には年齢よりも実力重視の評価文化を持つ企業も少なくないからです。
とくに「業界専門性」「マネジメント経験」「具体的な問題解決実績」を持つ人材は、年齢にかかわらず転職市場で高い価値を持ちます。
ただし、年齢が高くなるほど未経験からの参入は難しくなるので注意が必要です。
ファームごとにターゲットとする人材は異なるので、転職エージェントを活用しながら、自身の需要や市場価値を確認してみてください。